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2008年9月10日 (水)

「ネクタイの幅」,そして 「ゴージ」

「ネクタイの幅は時代によって変化する。」などと言いますが,タイに合わせてスーツを買っている人は少ないでしょうから 「スーツのラペルの幅は時代によって変化する。」が 正しい表現と思います。

スーツをメインにおけば,その「ラペルの幅」に 「タイの幅」と 「シャツのカラーの長さ」を合わせるのが基本だからです。この三つの寸法が ほぼ合ってないと 「どこか変」で バランスの悪さを感じます。 全く意識してなくても バランスが悪くなければ 大体±1cm内にあるものです。

タイの幅のみを 独立して変化させてはいけません。

因みに ラペル(Lapel)とは 日本語では 「下襟」と言い,ゴージ(Gorge)で区切られる襟の下の部分です。 ゴージは日本語では 「襟刻み」と言い 襟の途中の縫い目部分の切れ込み線です。

ゴージより 上の部分は 「上襟」(Collar)です。よって スーツの襟を 全てラペルと言うのは間違いです。後ろ襟は Lapelではなく Collar です。

現代の上着は,もともとは Stand Collar(詰襟)だった上着の Collarを折り,更にCollarに続く 前身ごろの上の部分を 折り返して着たところから出来上がったものです。したがって もともとの Collar部分はそのまま Collarと呼び,身ごろだった部分を Lapel と呼ぶようです。 Gorge Line) は もとはCollarを付けている縫い目だったということです。

辞書を見ると-

lapel

the part of a garment that is turned back; specifically  the fold of the front of a coat that is usually a continuation of the collar

lapel” は一般的には 「衣類の折り返しの部分」となっています。

gorge

the line on the front of a coat or jacket formed by the crease of the lapel and collar

line そのもののことを言うようで ファッション・サイトで 「今年のゴージ・ラインは高め・・・」と書いてあるのはダブった表現になりますね。

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