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2008年10月27日 (月)

ロシアのレストランでロシアン・ティーを注文したら-

13年前の冬,出張で サンクトペテルブルクに3回出入りし,延べ5週間,滞在したことがあります。

ロシアの食べ物・飲み物に関して知っていることと言えば日本のロシア料理店に行った数少ない経験から せいぜい 「ボルシチ」,「ピロシキ」,「ロシアン・ティー」くらいでした。紅茶にジャムを入れる「ロシアン・ティー」は 日本のどのロシア料理店にもありました。

ロシアに着いた最初の夜,仕事場のスコットランド人マネージャーが遠路はるばる来た私をロシア料理店に連れて行ってくれました。バラライカの生演奏付きの立派なレストランでした。食事を終えて コーヒーか紅茶か,と聞かれ 「ロシアン・ティー」と言ってみました。怪訝な顔をして店の者が言うには そんなものはない,とのこと。 「そうか,名前が違うのか。」と思い,ジャムを入れて飲む紅茶の説明をしましたが 通じませんでした。

翌日,仕事場にいる 通訳(英-露)の若いロシア人女性にロシアン・ティーについて尋ねました,ロシア人は こういう飲み方をしないのかと。 彼女もやはり 「そんな飲み方はしない,中には ジャムを舐めながら 紅茶を飲む人はいるかも知れないけど。」と答えました。

あの「ロシアン・ティー」は日本だけのものなのでしょうか?

滞在中は 仕事場の各国の人間と毎晩,いろいろなレストランで食事を楽しみました。ある晩,かなり高級なレストランで食事をして最後に紅茶を飲もうということになり,注文しました。

まず,ゴージャスなカップ&ソーサーが運ばれてきました。ついで銀製と思われるポットがきました。 そして最後に ウェイターが,装飾が施された ちょっとした大きさの木箱を両手でうやうやしく抱えて現れました。 「葉巻を持ってきたぞ!」誰かが言いました。 「そうだ,葉巻だ。」 私も そう思いました。

ウェイターは 木箱をテーブルに置くと 厳かに 蓋を開けました。

中を見て 我々は 一瞬 沈黙し,それから互いに顔を見合わせました。中には 色分けされたティー・バッグが きれいに並べてあったのです。

ポットの中身は白湯だったのです。

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