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2009年1月 5日 (月)

鯨の話

遠く南氷洋で (誰が言ったか)環境保護団体シー・シェパード」が,日本の調査捕鯨船団の業務妨害に また動き始めたと報道されました。 

去年は 「日本の船に銃撃された。」と 信用する人間がいそうにないことを 代表者が真面目な顔で言っていました。日本と日本人に関する勉強不足ですね。

鯨と言えば-

鯨の肉は 昭和20年代~40年代にかけて 日本人の貴重な蛋白源でした。

私は 焼いた肉や,給食でおなじみだった龍田揚げなどは好きではありませんでしたが,刺身は好きでした。 特に オノミ(尾の身)の刺身を 家庭でよく食べ 好物でした。 “霜降り” という言葉は鯨の肉のためにある言葉と思っていました。 大学近くの学生相手の食堂のメニューにも「鯨の刺身定食」がありました。

鯨のベーコンもよく食べました。 「ベーコン」の本物(?)が豚肉であることを 子供の頃は知りませんでした。「ベーコン」と言えば 鯨と思っていました。

今や鯨のベーコン」は 1,000円/100g 以上,刺身用の「尾の身」の値段は?とても手がでないのでわかりません。

いつ頃からか 鯨肉が 牛肉や豚肉に変わりました。

IWC(“International Whaling Commission”,国際捕鯨委員会)で 反捕鯨を唱えている代表国の アメリカとオーストラリアは 牛肉の輸出国として 日本はお得意様です。・・・そんな理由で反捕鯨? ってことはないでしょうね。

そもそも 捕鯨をやる意思がない国や捕鯨に反対の国が IWCに加盟して 科学的根拠無しに議論すること-実際はまともな議論はされてないらしい-が許されていることが不思議です。IWCは動物愛護は勿論,捕鯨の賛否を争う場ではなかったはずです。

IWC 捕鯨産業存続のため 鯨資源を保護・管理する目的で設立されたものだと思っています。すなわち 捕鯨賛成が前提の Commissionです。科学的根拠に基づいた議論を捕鯨産業維持・存続のためにやってほしいものです。白洲次郎でなくても Principleに忠実でありたいものです。

設立のPrincipleが曖昧になった今の状態が続くなら,日本のIWC脱退もあり得るでしょう。

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コメント

■日本政府、反捕鯨団体の船を寄港させぬよう関係各国に協力要請へ-日本は札びらで頬をたたくらいの覚悟は必要か?
こんにちは。日本は憲法上の問題から、なかなか相手に対して有効な反撃ができないでいます。しかし、今でも経済大国であることにはかわらないどころか、今回の金融危機から一番早く立ち直ることでしょう。特に反捕鯨国よりは、かなりはやく立ち直る可能性が大きいです。そうなったとき、反捕鯨国に対して札びらで頬をぶっ叩くくらいの姿勢を見せるべきだと思います。特に、未だ空軍で調査捕鯨などを監視するとほざいているような国に対しては厳しい態度で臨むべきだと思います。それだけではなく、反捕鯨国に対して経済支援をするなどという国に対しても、経済支援や技術供与などを打ち切るとか、逆に反捕鯨に対して反対にまわるような国に対して積極的な支援を行うなど、やり方はいくらでもあると思います。

投稿: yutakarlson | 2009年1月 9日 (金) 11時32分

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