2本の Teaspoon の素性調査
いつ,どこで買ったか記憶が定かでない Teaspoon が 2本あります。
紅茶のカップに入れたままにしておいて 触ると 驚くような熱さになります。この熱伝導率の高さは “Sterling Silver” (92.5% 以上の純銀)製に違いないと,素性を調べました。
先端に装飾があります。
裏側には 装飾はありません。
虫眼鏡で見ると,「W M Co」とあり,その後に 「錨」と「ライオン(おそらく)」のマークがあって 最後に 「F」 とありました。調べると 「錨」は “Birmingham City Mark”, 「ライオン」 は “925 Sterling Silver”,「F」 は 製造年で 1930年を示すようです。見る人が見れば いつ,どこで作られた銀製品かわかるようになっているようです。この刻印は “Hallmark” と呼ばれるようで 14世紀頃,イギリスやフランスで始まりました。国によって 規則が違うようです。
“W.M.Co” というメーカー名で検索したところ, “Makers' Marks on British Silver” というサイトが見つかりました。英国を10の地域に分け,地域毎に アルファベット順に Silver Maker のMarkをまとめていました。W.M.Co は “Birmingham” にありました。「錨」マークで間違いありません。
“Birmingham” の city mark 「錨」は何種類かあるようです。又,“Birmingham” だけで 100社を超えるメーカーが ありました。
社名は “Wilmot Manufacturing Co.”,1913~1934 に存在した会社のようです。
以上より,我が家の 2本の Teaspoon は 79年前の “ 1930年” に “Birmingham” の “Wilmot Manufacuring Co.” という会社で作られた “925 Sterling Silver” であることが判明しました。
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