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2009年11月29日 (日)

「Hemmi の計算尺」が あった。

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電卓が一般に出回り始めた約35年前(昭和40年代後半)まで,計算は 算盤か,計算尺(Slide Rule)で行なっていました。「タイガー計算機」という歯車が詰まっていて レバーを回転させると 設定数値の回転数倍(但し ×111 は111回まわすのではなく,それぞれの桁で1回ずつ,×99 は 100の桁で1回まわし,1の桁で逆方向に1回)となる機械式の計算機もありました。

引越しで 机を整理していて 大学入学時に買った(買わされた)「ヘンミの計算尺」が出てきました。

値段を覚えていませんが,安くはなかったと思います。その記憶があって捨てきらないでいます。当時, 「ヘンミ計算尺」のシェアは日本では98%,世界で 80% だったそうです。材質は 「竹」でした。

「計算尺,持ち込み可。」の試験に持っていきましたが,残念ながら うまく使いこなせない私は 焦ると 筆算で計算していました。

就職して2年目,昭和49年(1974年)に ナショナルの関数電卓を購入しました。\19,800で,給料の 約1/4でした。ヘンミの計算尺(一般用)は 昭和50年に製造中止になりました。

関数電卓が世に出て 私の周りから姿を消したモノは 「算盤」,「ヘンミの計算尺」,「タイガー計算機」に加えて 「丸善の対数表/三角関数表」 でした。数式そのままを打てば計算結果が出る電卓と これらの違いは 程度に差はあっても,何らかの計算の基礎知識-例えば 桁数の計算知識-や 暗算などが必要なことでした。

「ヘンミ計算尺(株)」は 現在も社名はそのままで,プリント回路基板など製作しているようです。

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