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2009年11月23日 (月)

床屋に行くことは-

新しい土地(15年前まで住んでいましたが-)に来て,床屋を選ぶのは 面倒です。

思ったように刈ってくれる床屋など期待してないので  どこを選んでも大して変わりはないのですが,床屋の中には 何も聞かないで,バリカンを持ち出す店さえあって 俎板の鯉になって黙って眼を閉じてしまうのは危険です。

更に 客と世間話をするのが 「床屋の務め」と思っているような床屋さんもいて,どうでもいい話に相槌を打つのも面倒です。

できるなら 床屋に行かないで済ませたいのですが,耳にかぶる程度の髪も好きではないので 行かざるをえません。自然に伸びている髪を切ると どうしても不自然になるのは止むを得ないにしても,ちょっと油断した隙に 眉の周りなど 剃られてしまい,かつて 故伊丹十三氏が何かに書いていたように 「覆面をとった嵐寛壽郎となる。危うし,鞍馬天狗!」となります。

「どのように刈りますか?」 と問われれば 「床屋に行って,2週間くらい経ったようなカンジにお願いします。」と答えたいのですが,無理な注文と分かっているので言ったことはありません。

8月末に 呉市に移ってきて,途中,東京出張の際に 前から行っている床屋に行きましたが, その後,髪が伸びて どうしても 行かざるを得なくなり,選択の基準も データもないので 覚悟を決めて  自宅に最も近い店に行きました。

結果? 次回は 別の床屋に行きます。

私にとって 床屋に行くのは 歯が痛くなって 歯医者に行くのと ほぼ同じ範疇に属します。

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