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2010年3月12日 (金)

逃げるか,攻めるか?

3月5日の新聞に 「恐竜絶滅-結論:小惑星原因」という見出しで 白亜紀末の恐竜絶滅の原因は小惑星の衝突だったと 世界12ヶ国 41人(地質学,古生物学,地球物理学など)の研究チームが 半年かけて結論づけた,報じていました。
直径 10~15kmの小惑星が 秒速20kmで現在のユカタン半島付近に衝突,大気中に放出された大量の硫酸塩やすすが太陽光を遮り 生物(植物)活動が停止し 生物の約6割が死滅した,というものです。

この事件が 6,430万年前だと言っても 宇宙からすれば 大した時間ではない(?)でしょうから,過去にあったことは 今後もあり得ると考えるのが自然です。

地球への小惑星の衝突 もしくは 接近をテーマにした映画で 私が観たことがあるのは2本です。
最近では 1998年公開のアメリカ映画 「アルマゲドン」で,石油採掘のプロが小惑星に乗り移り 核爆弾で破壊します。

もう1本は 1962年(昭和37年),中学生の時 観た東宝映画 「妖星ゴラス」です。
これでは 南極大陸にロケット装置を建設(設置という規模ではない)し,地球をロケットにして 公転軌道を40万km-地球の直径の約30倍-変えて やり過ごします。この距離で 地球の質量の4,000~6,000倍という設定の星の影響(熱,引力など)を回避できるのかという疑問がありますが,本旨ではないので無視しましょう。
おそらく 公転面に垂直方向に移動させて 公転面の角度を変えたのでしょうが,どうやって元の軌道にもどしたのか,もどさないで そのままにしたのかの記憶はありません。もどす為に北極海にロケット装置を建設するのは難しそうですね。

アメリカ映画では 敵を破壊し,日本映画では 敵から逃げる,という方法を選択します。
これを国民性の違いだ,と言うつもりはありません。
なにせ 「妖星ゴラス」は 質量が 地球の6,000倍あって 破壊するのは不可能との判断があったのです。
敵をよく知って 攻めるか,逃げるかの最善策を採った,ということですね。

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