蕎麦打ちではなく パン作りを目指して
リタイアまで 2年半,それと関係あるかないか,ぼつぼつ食べ物関係の何かを始めようと考えました。
「リタイア後の蕎麦打ち」などそれらしいのですが,私は蕎麦を ほとんど食べません。
それより問題は 家人が ひどい蕎麦アレルギーで,街を歩いていて 突然 「近くに(蕎麦屋が)ある。」(正確には 「蕎麦屋」という言葉を発することさえ苦痛らしいので「蕎麦屋」とは言いません。)と言うことがあり,50m以内にある蕎麦屋を感じ取ります。身体に 痒みが生じるとのことです。(真偽不明なるも敢えて疑わず。)
そして 「パンを作ろう。」と思わず言ってしまいました。
「パン」とは何ぞや? 小麦粉にイースト菌を入れて 発酵させ,焼けばできるのだろう,と簡単に言っても 「作れ。」と言われれば無理です。
そもそも,図書館で本を借りるという習慣が ほとんどありません。ほとんど 本を読まなくなって久しい。
借りる為に 図書カードを申し込むと 「20年前に作っているので 紛失による再発行になります。」と言われました。全く,覚えていません。
これも リタイアの準備でしょうか。
同時に 5冊まで,とのことでしたが,重さと厚さから 3冊が 限度と考えました。
この2冊は 写真入りで 通常の料理本の書き方です。
その名も “BREAD”。
日本版の初版発行が2009年2月。
訳者は 金子千保氏。画家が本業のようですが,北海道大学農学部農学科卒なので翻訳は確かでしょう。「訳,写真,イラスト:・・・」とあり 原著のイラストとの区別がつきません。
と,思っていたら どうも原著から カバー,イラスト,写真は 金子千保氏が担当したようです。
‘Cover art and interior line drawings and photography copyright 2004 by Chiho Kaneko’とありました。
更に 調べると 著者の Jeffrey Hamelman氏と夫婦であることが分かりました。
内容は パン作りを科学的に著しています。
例えば 「焼成中,生地温度が50℃~60℃の間になったとき,ライ麦の澱粉が膨張を始め,水分を吸収し,糊化し,パンの構造が作られ始めます。しかし,アミラーゼは,この温度内ではまだ活動が活発で・・・」とあり,「なるほどそうなのか。」と納得するための学力が不足しています。
更に,各種パンをつくるための生地整形方法が 伊丹十三氏風のイラストで示されています。
素人目にも 本格的な パンの本です。
カバー裏に (社)日本パン技術研究所・所長が 「・・・日本のパン職人,そしてパン職人を目指す方々にとって,貴重な・・・」と書いているので パン職人を目指してはない私には,ちと本格的過ぎ?
偶然とは言え,最初から すごい本に手を出しました。
さて,実技に移るのは いつのことになるでしょう。
| 固定リンク | 0
「食」カテゴリの記事
- やや小さめ,今年の梅。(2023.05.22)
- 「ダイソー」の夏,「ブラック・サンダー」現品限り。(2023.05.20)
- 昼食ーバナナ,ゆで卵,牛乳 で 279.2kcal(2023.05.24)
- 今年も ニュージーランド産 「りんご」の季節。(2023.05.11)
- まだまだ「金柑」(2023.05.08)
コメント