還暦過ぎの体力測定
会社で 再雇用者(61歳以上)を対象とする「筋トレ」教室が開催され 参加しました。(私としては 「筋トレ」と略さず,「筋力トレーニング」がいいですね。)
産業医(これは略称ではないようで,英語の “Occupational Health Physician”を,労働安全衛生法の条文では 「産業医」としています。)の講義の前に 現在の体力の衰えを認識する(させられる)ために 体力測定がありました。
計測種目は次の四つ
- 閉眼片足立ち
- 上体起こし(30秒間の回数)
- 握力
- 全身反応時間(ランダムの光の点灯を見てジャンプするまでの時間)
「全身反応時間」の計測は初めて,他も この10年間,サボって測定データがないので 自身の経年による衰えの程度は分からないので 世の中の平均と比べてみました。
2種目 劣っていて,2種目 優れていました。
劣っていたのは 「閉眼片足立ち」と「握力」で これは 60歳でも どうかと言う値。
優れていたのは 「上体起こし」で 25回,「全身反応時間」は 315ms。
この2種目は おそらく20歳代なみと思えます。
絶頂期の中学生時代は スタートからトップスピードまでの時間にのみ自信があって,50mを5秒台で走れたので(100mはダメでした。),これは その遺産でしょうか。
この教室で得た知識は-
- 種々の体力測定種目で 衰えがもっとも顕著に現れるのは「閉眼片足立ち」。
- 筋肉の衰えは 腰・脚が 上半身に比べて早い。
- 筋力と寿命に相関関係がある(という研究結果がある)。
- 筋肉の衰えは 赤筋(持久力担当)より 白筋(瞬発力担当)に顕著で 年1% と言われる。
これらに基づいて 下半身の筋肉の老化を抑える正しいトレーニング方法(スクワット,腿上げ)の実技を実施しました。
有益な2時間でした。(若い頃は 勤務時間中のこのような教室を時間の無駄と思っていましたが,歳をとると考えが変わってきました。)
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