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2010年11月22日 (月)

韓国の勢いは-

最近は 中国の経済発展の勢いに隠れ気味ですが,韓国の産業・経済は少なくとも現在までは手堅く発展しているようで,世界において 日本製品を抑えるシェアの工業製品が現れています。

先日 参加した卒業後38年の大学のクラス会に,韓国企業の研究所に勤務している同級生がいました。
彼(工学博士の学位保有)は もともと日本を代表する大企業で 研究開発に従事していましたが,55歳を過ぎて 関連会社の管理部門に配属されたのを機に韓国の企業に移りました。

日本の企業との比較による(その)韓国企業の特徴を 彼は次のように話していました。

  • ヴァイタリティーがある。
  • 製品開発に日本の5倍くらいのスピードがある。
  • 但し,日本の企業の5倍の人材,あるいは日本より優秀な人材を投入して 日本企業と同レベル以上の抜かりのない開発をしているわけではない。
  • 彼がいた日本企業の製品開発のやり方と比較すると,研究・開発の規模・精度・密度のレベルは半分以下と思える。
  • 製品完成後 問題が起こったら その時,修正・改善すればよい,と思っているようにさえ感じる。

日本の保守的と言われる企業で育った彼は その大胆さに感心すると同時に こわさを感じているようでした。

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