注意するときは 注意して-
「11月15日 夕方,船橋市の「金杉台団地行き」 新京成バス内で 携帯電話で話しているのを注意された女が カッとなり(?) 催涙スプレーを 乗客にかけて逃亡,警察は傷害事件の犯人として追っている。」 と報道されました。
容疑者は 翌16日の夕方,あっけなく 船橋駅北口バス乗り場で逮捕されました。
報道機関によって 伝えられた状況が少しづつ異なるので 去年 転勤するまで,この路線バスに乗っていた私なりに 何が起こったのか推測しました。
犯人は 注意された後,10分ほど騒いで(文句を言って)いて,スプレーの噴射で 緊急停車した「夏見」で逃げた,という共通の報道から 携帯電話の通話を注意されたのは 始発の船橋駅北口バス乗り場と思われます。
すなわち,発車するまで 車内で携帯電話で話していて 発車の際,運転手が止めるように注意したのでしょう。
その注意を受けて,携帯電話を切ったものの 不本意だったようで 「夏見」までの10分間 文句を言い続けて 乗り合わせた男性が 静かにするように注意したところ,携帯していた「催涙スプレー」を 噴射した,というところでしょうか。
驚くべきは 翌日,ほぼ同じ時刻に 同じバス乗り場にいて 前日,同じバスに乗っていた人(通勤バスなので いるのは当然でしょう)からの通報で逮捕されたところです。
34歳のこの容疑者は 自分の行動が 犯罪であるとの自覚がなく,感覚的には 子供の喧嘩で 相手の脚を蹴飛ばしたくらいの認識だったと思われます,
犯罪との認識があり,同じ路線バスを使わざるを得ないのなら 自首するしかなかったでしょうから。
その程度の常識があれば このような事件を起こすことはなかったでしょうね。
34歳の今まで 何事もなく(あったかもしれませんが)生活してこれたことが不思議です。
去年,広島県に転勤するまで 通勤に使っていた路線で,バスの中で 「ボタン確認音」をオフにしてない人の携帯メール・キーの電子音でさえ 気になる私は 時折り,注意していました。
注意するのは できるだけ避けたい,どうしてもするなら 穏かに やさしくするよう心掛けていましたが,そのうち止めるだろうと 初期のタイミングを逸して 我慢すること10分間となり,我慢できなくなって注意すると,よほど出来た人間でないと キツイ言い方になるものです。
どのような 精神構造の人間がいるか分からない世の中になりました。(-なったのかどうか,かつてはどうだったか,定かではありません。)
このような場所では カナル型イヤフォンで iPODの音楽を聴いて 雑音を遮断しておくしかないですね。
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コメント
元々注意するのが苦手だが、様々なことが気になってしまう私は、もし注意したら…を何パターンも想像してしまいます。
昔と具体的数字で比べたわけではないですが、新聞に載る注意された人の理不尽な態度は、増加しているように感じますし、それを読めば注意する勇気がほんの少しでは足りなくなりますね。
投稿: yoko | 2010年11月19日 (金) 12時04分