ホテル ドアマンの対応
東京ディズニーランドから 20kmほどの所に住んでいた頃の ある年の会社の夏休み,旅行の予定も立てなかったので 家人と二人で体力づくり目的で 一日おきに ディズニーランドと葛西臨海公園方面にサイクリングをして過ごしました。
今から 10数年前のことです。
ただ走るだけでは面白くないので ディズニーランドの裏手にある ホテルに順番に寄っていました。
自転車でエントランスに乗りつけた客(?)に対して,ドアマンが どのような態度で対応するかの確認です。
ついでに カフェで涼んで(もちろん 飲み物を注文します。),水筒に 冷水をいれてもらう,という計画でした。
被験(?)ホテルは 「第一ホテル東京ベイ(現 ホテルオークラ東京ベイ)」,「東京ベイホテル東急(現 東京ベイ舞浜ホテルクラブリゾート)」,「サンルートプラザ東京」,「シェラトン・グランデ・トーキョーベイ・ホテル」,「ヒルトン東京ベイ」でした。
汗で濡れたTシャツに短パン姿で,ホテルの車寄せを通って 玄関で止め,自転車を降りて ドアマンに 「この自転車を どこに置けばいいでしょう?」 と尋ねます。
夏のリゾートホテルなので,あっていいことでしょう,レイバンのサングラスに口髭の胡散臭さはありましたが。
ドアマンの対応にそれほで差はなく,「まっすぐ行って曲がったところに 従業員用の駐輪場があるので そこに置いてください。」,あるいは 「駐車場の 端に崖があるので,そこの隅に置いてください。」 といったところで あまり歓迎されている感じは受けませんでした。
だだ シェラトンホテルの ドアマンは 走り寄ってきて 家人の自転車を抱え,玄関のすぐ脇に運び,「ここに置いてください。」。
アイスコーヒーを飲んで 帰る時も 家人の自転車を 車寄せまで運び,「行ってらっしゃいませ。」
教育テキストに存在しないケースで 現場の従業員がどのように対処するかは,教育・指導が重要なことは当然ですが,最終的には個人の資質に依るところが大きい,ということでしょうか。
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コメント
そういう仕事には、後にも手に入れられるかもしれないが、ある種の素質が要ると思う。全く違う価値観を持つ者が、シナリオではなく、目的を理解するのは難しいと思うのだ。事実そういう相手のトレーニングには、少々の想像力では成功していない。
投稿: yoko | 2011年3月28日 (月) 05時53分