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2011年4月 4日 (月)

呉市昭和町辺り,ポタリング。

Img_9546_2土曜日,組み立てほぼ完了の「第2音戸大橋」中央部ブロックを見学した後,クロスバイクで 昭和町地区に向かいました。

海上自衛隊教育隊横の道の「こぶし」並木の花が満開です。

Img_9547

昭和町に着きました。
「歴史の見える丘」から (株)アイ・エイチ・アイ マリンユナイテッド(IHIMU) 呉工場昭和地区の造船所が見えます。
呉湾を隔てて対岸に 新宮地区で組み立て中の「第2音戸大橋」のブロックもかすかに見えます。

ドックでは 「ばら積み船」が建造中です。
左の建屋の位置が,海軍工廠時代,戦艦 「大和」を建造した船渠(ドック)があった場所です。現在は 船渠は埋められて 組立場に使われています。

Img_9560 建屋の道路側の 一段高い部分は 「大和」建造時に,機密保持の目的で造られた大屋根で 昭和10年代のものと思われます。

壁や屋根は 張り替えられているでしょうが,骨組みは その構造様式から 当時のままと推定され,約70年が経過しています。

鉄骨は 無塗装で 黒錆に覆われています。

Img_9550_2海岸付近の塩分による腐食対策のため,最近は 耐食鋼が開発されていますが,70年前の鋼材に 特殊な合金元素が添加されていたとは思えず,たまたま 含まれていた何かの成分が 幸いして 表面を黒錆が覆って 内部の腐食進行を防いだのでしょう。

Img_9554この丘に 昭和44年(1969年)に建てられた「 噫戦艦大和塔」があります。

基礎台は 「大和」船体の中央断面区画を模っているようです。

前面 両側に 主砲徹甲弾が置かれ,向かって左は何故か「長門」のものです。写真範囲外の右は「大和」のものです。

Img_9556「大和」主砲徹甲弾に付けられていた銘板です。

最大射程 42km,地球の自転による「コリオリの力」まで 計算して発射したそうです。

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