昔は なかった。
当たり前のように,まるで生まれたときから存在していたかのように使っているものの多くが 六十数年生きてきた途上で現れたものです。
それらが 自らの生活に出現した時期を考えてみると-
- 炊飯器:50数年前 (当時は 「電気釜」と呼びました。それ以前の「羽釜」による炊飯の記憶はほとんどありません。)
- 洗濯機:50数年前 (脱水機は付いておらず,ゴムローラーを手動ハンドルで回す「絞り装置」が付いていました。)
- 冷蔵庫:50数年前 (それ以前,西瓜は井戸で冷やしていました。腐りやすい食品は 食べる日に買い,冷凍食品は当然 なかった,ということですね。初期の冷蔵庫には 製氷室はありましたが,冷凍室はありませんでした。)
- テレビ:50数年前 (それ以前は ラジオを聴いていました。)
- トースター:50数年前 (それ以前は 食パンを ガスコンロに載せた網で焼いていたのでしょうか,記憶がありません。)
- 掃除機:40数年前(?) (定かな記憶がありません。)
- 電卓:30数年前 (それ以前,算盤も計算尺もうまく使えない私が何の手段で計算していたか,記憶にありません。学生時代は 歯車式のタイガー計算機を使っていました。)
- 電子レンジ:約30年前 (考え方によれば 余った食品を冷凍して 後で簡単に食べられるようになって 食品を無駄にしなくなった,ということでしょう。)
- クーラー:約30年前 (就職して独身寮で暮らしていたときは クーラーはおろか 扇風機も持っていませんでした。思えば 我慢強い性格でした。)
- パソコン/インターネット:約15年前 (約30年前に シャープの「MZ-80B」を遊びで使ったことがありましたが,仕事では ほとんど使えませんでした。その後,すぐに プリンターと一体型で BASIC言語でプログラミングするパソコンが現れ,仕事で使いましたが,インターネット/社内LANが通じるまで 一人一台の文字通り パソコンになるまで時間がかかりました。これ以降,手書きの書類が姿を消しました。)
- 携帯電話:10数年前
- デジタルカメラ:約10年前
全て 電気製品です。
振り返ってみると,小学校入学前の昭和30年(1955年)頃までに,家庭で電気を消費していたのは 「照明」,「ラジオ」,「アイロン」,・・・あとは思いつきません。
昭和30年代に 一気に電気製品が増え,家庭の許容電流が おそらく 10~15A で設定されていたため よく ヒューズ(ブレーカーではなく)が切れ(飛ぶ or 溶ける?)ました。
一度 手に入れたモノは 手放し難いものです。
原発を どうしましょう?
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