« 蒲刈の「すもも」 | トップページ | 正しい標語とは? »

2011年7月12日 (火)

チャイナ・シンドローム

原子炉核燃料のメルトダウンによって,核燃料が溶け落ち(炉心溶融),その高熱により鋼鉄製の圧力容器や格納容器の壁が溶けて貫通し,放射性物質が外に溢れ出すことを 普通に言えば 「溶融貫通」 又は「メルトスルー」ですが,メルトスルーした核燃料が土台のコンクリートをも突き抜けて地球の反対側まで落ち込んでゆくことを想定(?)して「チャイナ・シンドローム」と呼ばれます。

1979年の映画 「チャイナ・シンドローム」(‘The China Syndrome’)の中で話されるジョークが語源のようです。
「地球の裏まで溶けていく。」というのを,アメリカから見て 正確ではありませんが,「中国まで溶けて穴があく。」と言ったようです。
映画は観ていますが,昔のことなので 誰が,どのような状況で発したジョークか 覚えていません。

ジョークとは言え,「地球の裏側が 何故,中国なのか?」 という疑問があります。

最近, ‘Dig to China’という iPad/iPhoneのアプリケーションがあることを知りました。
「地球上の任意の地点の反対側-裏側(緯度、経度、両方)を知ることができる」 何の役に立つか分からないアプリのようです。
この名前も同様の発想に思えます。

色々,調べてみても どこにも出てきませんが,どうも 地球の裏側まで抜けるような勢いで地面に穴を掘ることを ‘dig to China’と 昔から言ったのではないか,そこから 映画の中のジョークが生まれ,さらに ‘The China Syndrome’のタイトルができたのではないか,と勝手に想像しました。

かつて,英語を話す人々にとって 物理的にも,精神的にも 中国は遠く,まるで 地球の裏側にあるような存在だったのでしょう。

|

« 蒲刈の「すもも」 | トップページ | 正しい標語とは? »

言葉」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« 蒲刈の「すもも」 | トップページ | 正しい標語とは? »