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2011年7月 1日 (金)

‘WBGT’ を知らなかった。

全国何ヶ所かで 35℃を超える猛暑日になった水曜日,さらに木曜日,勤務する工場で 昼前に「熱中症警報」が 発令(メイル)され,「水分・塩分を摂るよう作業者を指導願う。」とありました。
部下を持たないデスクワーカーの私としては 「そうか。」くらいのものですが,この警報の根拠となる 「WBGTが 30℃を超えた。」の “WBGT”を恥ずかしながら 初めて見て,理解できず,調べてみました。

WBGT(Wet-Bulb Globe Temperature:湿球黒球温度(単位:℃))は、労働環境において作業者が受ける暑熱環境による熱ストレスの評価を行う「熱中症指数」(Heat Stress Index)である。暑熱環境を評価する場合には,気温に加え,湿度,風速,輻射(放射)熱を考慮して総合的に評価する必要があり,WBGTはこれらの基本的温熱諸要素を総合したものとなっている。」とありました。

計算式は 次の通りです。
(1) 屋内及び屋外で太陽照射のない場合
   WBGT=0.7×自然湿球温度+0.3×黒球温度
(2) 屋外で太陽照射のある場合
   WBGT=0.7×自然湿球温度+0.2×黒球温度+0.1×乾球温度

  ・自然湿球温度:強制通風することなく、輻射(放射)熱を防ぐための球部の囲いをしない環境に置かれた濡れガーゼで覆った温度計が示す値
  ・黒球温度:次の特性を持つ中空黒球の中心に位置する温度計の示す温度
     ①直径が150mmであること
     ②平均放射率が0.95(つや消し黒色球)であること
     ③厚さが出来るだけ薄いこと
        (銅の球(外側は黒色塗装)の内部に温度計を入れて計測した温度のこと。人体が感じる短波・赤外放射の両方の温度を反映している。
  ・乾球温度:周囲の通風を妨げない状態で、輻射(放射)熱による影響を受けないように球部を囲って測定された乾球温度計が示す値)

指数と言っていますが 単位は ℃ であって,謂わば 「熱中症危険度換算気温」とも言うべき値のようです。
30℃を超えると 危険域のようです。

公には ISO7243(1989)Heat Stress Standard “Hot environments - Estimation of the heat stress on working man, based on the WBGT-index (wet bulb globe temperature)” で規定されていました。

日本では 次の機関から WBGTに関する情報が出ていました。

日本気象協会:2007年6月1日から “WBGT 熱中症予防情報” を提供。
厚生労働省:2005年7月29日付けで 都道府県労働局長宛に「熱中症の予防対策におけるWBGTの活用について」という 労働基準情報を発行。
環境省:2008年度から,熱中症に対する注意を促すことを目的に,「環境省熱中症予防情報サイト」 を設置し,暑さ指数(WBGT:湿球黒球温度)の速報・予報等の熱中症関連情報を提供。

いずれも,工場から遠い本社在籍時代の情報なので 無関心でした。
勉強になりました。

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