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2011年11月30日 (水)

本物を知らなかった頃

昭和20年代前半から 昭和35年~40年(1960年~1965年)頃までの子供時代,高度成長時代前 あるいは 高度成長時代真っ最中のせいか 家庭の事情か,本物を知らなかった食品がありました。

ベーコン】 現代では 「ベーコン」と言えば,豚肉を材料に 塩漬け・燻製したものですが,子供の頃,「ベーコン」 は 「鯨肉」のそれしかありませんでした。
豚肉の「ベーコン」の存在すら知りませんでした。
捕鯨産業が盛んだった当時は,廉価だったのでしょうが,今や 「鯨ベーコン」は ちょっとした牛肉より高く 2,000円/100g もする高級品になって口に入りにくくなっています。

ハム】 現代の代表的ハムといえば,「ロースハム」 と 「ボンレスハム」 でしょうが,子供の頃のハムは 「プレスハム」でした。
「プレスハム」は 「ロースハム」に味や形を似せた,謂わば フェイクで,豚肉,馬肉,羊肉,兎肉等さまざまな種類の肉の小片と大豆蛋白等の副原料を加えて成形調味したもののようです。
更に 「ロースハム」も 日本独自のものらしいので,「プレスハム」は フェイクのフェイクになります。
本物のハムは 「骨付きハム」 又は 「ボンレスハム」 などのようです。
子供の頃,これらを食べたことはありません。
「生ハム」も 勿論,食べたことはありません。
因みに 「生ハム」が 日本で製造され始めたのは 1982年で,それまでは 食品衛生法か何かの法律で 日本では製造が禁止されていました。
昔,ハムの専門家が 「日本で造られるハムは 『蒲鉾』だ。『蒲鉾』の歯ざわりを目指して造っている。」 と言っていました。
現代の日本で造られるハムは 本物に近づいたでしょうか。

ソーセージ】子供の頃の ソーセージは 魚肉のそれでした。

Img_1389ソーセージの定義は 「『鳥獣類』の挽肉を材料に・・・」なので 「魚肉ソーセージ」は フェイクです。
初めて 本物のソーセージを食べたのは いつだったか記憶がありません。

最近,DHA が「認知症」予防に良い,とのことで 「魚肉ソーセージ」を 家人によく食べさせられます。
青魚を直接 食べたいと思います。

コーヒー】子供の頃,喫茶店で コーヒーを飲む,なんてことは考えられず,コーヒーは 家で飲む 「インスタント・コーヒー」で,それを コーヒー と思っていました。
インスタント・コーヒーは ネスレ(子供の頃は 英語読みで「ネッスル」)が有名ですが,昭和35年(1960年)に 森永製菓が初の国産品を製造・販売しました。
今,インスタント・コーヒーは 自宅になく,飲むことはありません。

豊かになったものです。

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