冬至を過ぎて 日の出が早くならないのは-
冬の重苦しさは,寒さとともに 暗さ,特に 勤め人にとっては 朝の出勤時の暗さが理由でしょう。
ここ広島では 関東に比べると 日の出は約40分遅く,7時前の出勤時は1月に入っても まだ薄暗く 気が滅入ります。
(日の出,日の入りの時刻が 経度のみに依存するのは 春分・秋分の日のみであり,厳密には 緯度にも関係する。
これは地軸の傾きによるもので,関東と広島の緯度差は ほとんどないので年中ほぼ同じ関係だが,北海道と関東を比べると 緯度差があるので 季節により逆転する。)
12月22日の冬至が過ぎれば,徐々に日の出は早くなるだろうと期待していましたが,むしろ遅くなった気がして どういうことだろうかと,この歳になって初めて思い,調べてみました。
正解は-
「1年で 『日の出の時刻が最も遅い日』 および 『日の入りの時刻が最も早い日』は別の日であり,いずれも冬至の日とは一致しない。
日本では,『日の出が最も遅い日』は冬至の半月後頃であり,『日の入りが最も早い日』は冬至の半月前頃である。」
とのことでした。こんなにズレがあるとは知りませんでした。
すなわち,日の出が最も遅いのは1月7日頃で,日の入りが最も早いのは12月7日頃です。
今まで ずっと 「日の出」と「日の入り」が均等にずれていくものだとばかり思っていました。
上述の理由は-
太陽は季節によって動く速度が違うからです。
(勿論,動いているのは 地球なので) 地球の自転軸の公転面への傾きと 地球の公転軌道が理由です。
すなわち-
1.太陽の通り道である黄道と天の赤道が23.4度傾いているため,太陽が天の赤道に対して動く速度が一定ではない。
2.地球の公転軌道が楕円であるため、太陽の日々の進みが一定ではない。
の二つです。
それが どのように関係するのかは ゆっくり筋道を立てての説明が要るので省略します。
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