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2012年1月12日 (木)

健全な精神は・・・.

「健全な肉体に健全な精神が宿る。」 と 50年前,中学校の体育教師が言いました。

終戦から既に 15年経っていましたが,何やら軍国主義と,更には 体育教師の宣伝文句の匂いがして 疑り深い私は,「健全な」 の定義が良くわかりませんでしたが,教室内で周りを見渡し, 「本当かいな?」 と その言葉に疑問を持ちました。
精神と肉体の健全さは無関係に思えたからです。

すぐに 本屋で何冊かの本を立ち読みして
「『健全な肉体にも健全な精神が宿る。』 が正しく( ‘…even in sound body’),健全な肉体に健全な精神が宿ることの難しさを言っている。」 と書いてある本を見つけ,心情的 かつ 経験的に これが正解だろうと納得しました。
それ以来,違和感を感じることもなく,ずっと そのように思ってきました。

最近,この言葉を言った人の真意は何だったのだろうかと 調べてみました。

ローマの風刺詩人・弁護士 「デキムス・ユニウス・ユウェナリス」(Decimus Junius Juvenalis, 60年 - 130年)著の詩集にある言葉でした。
Wikipediaによると 「幸福を得るため多くの人が神に祈るであろう事柄(富・地位・才能・栄光・長寿・美貌)を一つ一つ挙げ,いずれも身の破滅に繋がるので願い事はするべきではないと戒めている詩である。ユウェナリスはこの詩の中で,もし祈るとすれば 『健やかな身体に健やかな魂が願われるべきである (It is to be prayed that the mind be sound in a sound body)。』」と説明されています。

それはそれとして,還暦を3年過ぎた今,そして新年に当たり-
精神の衰えと 身体の衰えには 密接な関係があり,両者を防止することによってしか 「老い」を遅らせることはできそうにない,との考えを持つに至りました。

今まで 「座右の銘」などを持ったことはなく,聞かれたこともありませんでしたが,
これからの生活では 「人は始めることさえ忘れなければ,いつまでも若い。」 を忘れないことにしました。
オーストリア出身のユダヤ系宗教哲学者 マルティン・ブーバー(‘Martin Buber’,1878~1965,主著「我と汝」)の言葉です。

去年 100歳になった聖路加国際病院の日野原さんは還暦前後に,この言葉を知ったそうで,以来 若い心を持ち続けているそうです。

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