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2012年2月 3日 (金)

K-20 のロケ地 (その2) 九州大学

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2008年に公開された ‘K-20 怪人二十面相・伝’ のエンドロール「ロケ地協力」のトップに九州大学が 他より 若干大きいフォントと ロゴマーク(学章?)入りで示されています。

それなりの合理的な理由があるとはいえ,時代の趨勢に逆らって(今や 大学は 町の中にあるのが流行り),箱崎キャンパスの工学部(など?)が 移転し,建物がそのままなので 映画の撮影に使うには好都合だったのでしょう。

撮影に使われた建物は 全て 明治から昭和初期にかけて建てられたものです。

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帝国大学として設立された 1911年(明治44年)に作られた 福岡市・九州大学(箱崎)の正門です。
映画では 「陸軍省情報研究所」の門として 使われています。

門の奥に見える建物も映画で使われていました。40年前は 中に図書室があったような気がしますが,ほとんど足を踏み入れたことがないので 確かではありません。

Img_17531921年(大正10年)に建てられた旧造船学教室の実験棟です。
この横で 兵士が 一斉射撃しました。

今はない 旧造船学教室本館外壁は 実験棟と同じ赤煉瓦で,その煉瓦は イギリスから1個ずつ梱包されて運ばれたものだったそうです。
欧米先進国に追いつくために高等教育施設に予算を注いだ当時の国家の意思を感じます。

凝った装飾を施すなど 現代では考えらない実験室の建物です。

Img_1755映画に もっとも多く登場したのが 1927年(昭和2年)建設の「旧応用化学教室」です。

工学部本館ほど大きくなく,4階建ての まとまりのいい タイル貼りの建物です。

屋内の追跡劇も おそらくこの内部で撮影されたものでしょう。

Img_1790Img_1758既に 現役を退いているのと,画面に新しい建物が入らないので この地が選ばれたようですが,最後に 屋上から オートジャイロ(?)からの縄梯子に飛び移るシーンに 何故か 昭和40年代のアパート風の長い建物が 見えます。

おそらく 理学部棟だと思います。やや残念です。

この映画の時代設定は,第二次世界大戦がなかったパラレルワールドの1949年で,北九州市も撮影に多く使われています。
北九州市は 昭和の風景を必要とする映画のロケ地として 多く使われているようです。
(昭和30年代の「三丁目の夕日」,昭和50年代の「おっぱいバレー」など)

よく言えば 「インフラを大事にしている。」,悪く言えば 「進歩がなく 町が廃れている。」 ということで 昭和の風景が残っている所が多く,それらの場所が近距離内にあるので 効率的に撮影できるところが 選ばれる理由のようです。

この地で育った身としては 複雑な心境です。   

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コメント

図書館の場所は全く思い出せません。

「三丁目の夕日」は 2007年公開の第二作 「続三丁目の夕日」で 八幡東区にある映画館だったようです。

又,最近では 「ワイルド7」でも北九州市の各所がロケに使われ,旧戸畑区役所が銀行強盗シーンとして撮影されたそうです。
この時,前の道は2日間 完全通行止めになりましたが,もともと 大した交通量はないし,迂回路はいくらでもあるので 支障はなかったでしょう。

投稿: pink-sloth | 2012年2月 4日 (土) 07時23分

正門内左の建物は法学部です。図書館は工学部本館裏手ではなかったですか?
3丁目の夕日に北九州市がロケに使われていたこと、気づきませんでした。どんな場面だろう?

投稿: hirosuke | 2012年2月 3日 (金) 21時10分

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