傍らで聞いて不愉快な軽口
広島の靴屋に,修理に出していた家人の靴が戻ったので 受け取りに行きました。
女性スタッフに,スエードの靴のクリーニングをやってもらっている還暦前後の年齢と思われる男性がいました。
その男性が 女性スタッフに言いました。
「時給の高い人に こんなことをやってもらって申し訳ない。」
この人が,いつも言っている紋切り型の軽口のようで,同じようなことを何回か言いました。
彼女が 時給で働いているかどうかを知らないし,そうだとしても 時給を高いと思っているのか,安いと思っているのか知りませんが(高いと思っている人は少ないでしょう),この軽口は 感謝の表現とはならず,彼女が自分の賃金を どのように思っているかに拘わらず,傍らで聞いていて 思わず 「余計なことを言うのを止めたら・・・」 と声を掛けたくなりほど 不愉快に感じました。
このような言葉を言い勝ちな この年齢の男性が世の中にはいますが,相手の賃金のことを冗談めかしで言うのは 余計な軽口で,品性を疑います。
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コメント
最も重要なのは、言われた本人がどう受け取ったのかですね。その言動が嬉しいのなら、言ったことは間違っていないのかもしれない。
価値観が違う者たちが生きていることがおもしろいはずですが、時々嫌気がさすこともあります。
投稿: yoko | 2012年2月25日 (土) 14時11分