久しぶりに買った本は「古代文明」
久しぶりに 本を買いました。
中・南米の古代文明に関する本です。
何年か前から アマゾン河上流・ボリビアの「モホス文明」の紹介が何回かテレビで行なわれ,興味をそそられたのがきっかけです。
一冊は 「古代アメリカ文明」(増田義郎・青山和夫 共著,山川出版),「第Ⅰ部:古代アメリカ文明の誕生と展開」,「第Ⅱ部:アステカ,マヤ,インカを歩く」に分かれており,旅行ガイド本の読みやすさです。
読みながら 今まで知っていたより はるかに多い遺跡の数に驚きました。
但し,これは「モホス文明」とは無関係で,ウォーミング・アップです。
もう一冊が 本命の 「アマゾン文明の研究」(実松克義著,現代書館)で アマゾン河流域に存在したという文明(モホス文明)について書かれています。
ボリビア共和国北部,アンデス山脈の東側・アマゾン河上流のモホス平原(25万平方km,海抜 200m)にある「丘」(約20,000個),「直線的土手」(総延長 約5,000km),「長方形・正方形に近い池(湖)」(約2,000個)が 古代文明の遺跡であるとするものです。
著者 立教大学・社会学部 教授 実松克義氏は この地域の発掘を行っており,-
「丘」:【ロマ】人工的に盛り土された古代人の居住地・耕地跡。最大 直径700m。
「土手」:【テラプレン】雨季に「ロマ」間を結ぶ道路網。脇に「運河」あり。
「湖」:治水 あるいは 養魚目的の人造湖。水深は2m前後で一定。最大は 一辺:20km。多くが 同じ方向(北東-南西)を向いている。
-として ここにかつて古代文明があったとしています。
「文明」,特に 「古代文明」の定義が理解できてないので 何とも言い難いところです。
「ロマ」からは 甕棺,人骨,土器,副葬品などが見つかっており,古代人が生活していたことは間違いないようです。
又,この地域は 20世紀初頭から 考古学者による試掘が行われてきたようです。
「20,000個の丘(ロマ)」 と 「総延長 5,000kmの土手(テラプレン)」 と 「2,000個の池」 が全て人工のものなら,確かに壮大な文明でしょうが,まだまだ調査が必要なようで,五大文明というのは 早計のようです。
| 固定リンク | 0
「書籍・雑誌」カテゴリの記事
- トランプ銃撃に使われた ‘AR-15’ ライフルを書いたNONFICTION本が去年(2023年) 発行されていた。(2024.07.28)
- ニューヨーク・タイムズが選んだ 2023年のベスト・ブックス 10冊(2024.07.19)
- “Japan’s Holocaust” が出版された。(2024.04.03)
- 有名な小説の書き出しは-(2024.05.03)
- “AMETORA” という本の名前は “American Traditional” から-(2024.02.26)
コメント
計画はありません。
行くとすれば-の話しです。
ユカタン半島には遺跡があちこちにあります。
投稿: pink-sloth | 2012年3月10日 (土) 23時31分
メキシコですか。あまりイメージできません。
既に計画しているのですか?
投稿: yoko | 2012年3月10日 (土) 21時38分
ボリビアの前に メキシコとしましょうか。
投稿: pink-sloth | 2012年3月10日 (土) 08時28分
さて、ボリビアにいつ行きますか?
投稿: yoko | 2012年3月10日 (土) 00時42分