東海地方の話ではなく…
「日本海」(‘Sea of Japan’)を 「東海」に変えようと 韓国がキャンペーンを行っているようです。
「東海」という韓国内で使う名前に拘っているのかと思うと,そうでもないようで,「古地図には ‘Sea of C(K)orea’とある。」 などと言う場合もあって,「日本海」 という名前を変えたいというのが本意と思われます。
先月(2月17日),日本語版の韓国ネットニュースに それに関係した記事がありました。
内容は ニューヨーク在住韓国人団体が 米国務省に「『東海(トンヘ)』を『日本海』 と併記することを求める」要請に キャンベル国務省次官補(東アジア・太平洋担当)が回答した-というものです。
この要請を,米国国務省が真面目に受け付けたのが 不思議です。
東亜日報は-
「米国務省,『日本海表記は確固たる政策』と確認」と言う真っ当なタイトルで,「米国務省は…『韓国は違う表記をしていることを十分理解しているが,米政府の長年の確固たる政策は,Sea of Japan(日本海)と表記することだ』と回答した。」
と報じています。妥当な報道です。
中央日報は-
「『東海表記』米国務省の立場を変えた韓国人の力」 と言う自尊心溢れるタイトルで-
「『米国は長い間,政策的に日本海を使用してきたが,韓国が異なる表記(東海)を使用していることを十分に理解している』と明らかにした。
また『今回の(東海関連)問題は国際水路機関(IHO)の仲裁の下,議論が進行中と聞いている。米国の同盟国である韓国と日本の政府がIHOを通して成熟した合意を導き出すことを期待する』と述べた。
これは、米国の公式立場に変わりはないが、韓日両国が合意すれば、表記をめぐる米国の立場が変わる可能性を表したと分析される。」
と報じています。
同じ内容ですが,流石「中央日報」,タイトルと分析に知恵を絞っています。
が,日本が韓国の提案に合意する意思はないので 米国の立場は変わらない,という結論に導かれます。
又,違う日の「中央日報」に こんな記事がありました。
「『日本帝国主義亡霊の遺産である‘日本海’という名称に米国が肩を持つのが正しいのか』という指摘に対し、(米国)与野党の指導者は首を横に振るしかなかった。」
命名の経緯に関し,どちらの国にも誤解があるようですが,それは別にして,この調子だと 「日本帝国主義亡霊の遺産である『日本』という国名が正しいのか,『東国』とすべきだろう,少なくとも併記すべきだ。」 と韓国が米国に言ったとしても,もはや驚くにあたらない,というところでしょうか。
「2月22日,島根県の『竹島の日』に 産経新聞・加藤 ソウル支局長は『韓国は感情を優先する情治国家』と述べ,特に竹島問題など対日政策では冷静な判断ができない国と説明。韓国政府が,自国民の支持を得るために,『竹島』,『従軍慰安婦』,『日本海の呼称』問題をセットにする戦術を取っている現状を報告した。」 と 産経新聞にありました。
大統領任期が終わりに近づくと,恒例になった 「退任後の自身と家族・一族への不正糾弾」から逃れるため,国民の怒りを外に逸らす目的で,特に この戦術が重宝される傾向があるようです。
李明博さんの任期は あと1年を切ったのですね。
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