この冬の寒さは-
まだ コートを着ています。
寒い冬でした。
どの程度の寒さだったかを 気象庁の統計データから調べてみました。
場所:東京
比べる気温:12月~2月,3ヶ月間の平均気温(1時間毎の気温の平均),例えば 2011年12月,2012年2月,3月 を 2011年の冬の平均気温とします。
この条件でデータを調べて 次のことが分りました。
・この冬(2011年)の平均気温:5.9℃
・この冬より低かった,最も最近は 1985年の 5.4℃
・この間は全て 6℃以上,最高は2006年の8.6℃
-ということで,確かに 26年ぶりの寒さと言えないことはありません。
ところが 1985年以前は 6℃を下回る冬は珍しいことではなく 1957年~1985年は 6℃を上回る冬と 下回る冬が ほぼ半々です。
さらに遡って 観測を始めた1876年から1956年の70年間の毎年の冬の平均気温を見ると,6℃を上回ったのは,わずか1回,1948年の 6.6℃ のみです。
もっとも低かったのは 1884年(明治17年)の 2.1℃です,これは相当 寒そうです。
戦前の寒さからすると この冬は むしろ暖冬に属すると言えないことはありませんが,最近の暖かさかすると 相対的には やはり寒い冬でした。
戦前の写真で,紳士が皆 重そうなウールのコートを着ているのは 寒さが厳しかったからで当然のことでしょう。
私は この冬,ダッフルコートを着て通勤する日が多くありました。
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