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2012年5月28日 (月)

世界五大料理を目指して?

韓国政府は 2007年に「韓国料理のグローバル化」元年を宣言し,2017年までに 韓国料理を世界五大料理に育成することを目指しています。

目的は 国家ブランド価値を高めることにより,文化・商品の付加価値を高めること。
その背景には 経済的実力よりも 国際社会における国家イメージが低く評価されているとの意識があるためのようです。

目標は 冒頭のように 「韓国料理を世界五大料理にすること」で,官民合同機関 「韓食世界化推進団」を結成し,広報活動を行っています。
(「韓国料理」を 「韓食」と言うようです。知りませんでした。日本語ではないと思います。)

疑問などー

その1.目標の曖昧さ
「世界五大料理」を誰が,どのように評価,定義して 達成したとするのか不明。
そもそも 現代の 「世界四大料理」が何であるのかさえ,その定義は 人それぞれであって明確ではありません。
かつて(19世紀から20世紀半ば) ヨーロッパでは 「フランス料理」,「中国料理」,「トルコ料理」が 「世界三大料理」と言われたようですが,現在は これに 「イタリア料理」,「インド料理」,「日本料理」,「タイ料理」 などが加わって 国により,人により 異なって,曖昧です。
達成できたことが 客観的に確認できない目標を掲げておけば 「屈辱」を味わうことはないでしょうが,「自尊心」が満足することもない,とも言えます。

その2.韓国民の意識
Wikipediaによれば ソウルにある特一級のホテル 17 のうち,韓国料理レストランがあるのは 4 ホテル,全国 一級のホテルのうち 韓国料理レストランがあるのは 22% と書かれています。
ホテルの経営者は,「韓国料理」が 自らのホテルに ふさわしくない,必要ない,あるいは ホテル経営に不利益と考えているようです。
このことが 「韓食の世界化」推進活動の必要性を意識させた一因かも知れませんが,これらのホテルの客のすべてが外国人ではないはずなので,韓国人自身の,韓国料理がホテルで食べるに値しないという意識があることは否定できないでしょう。
世界化を推進する前に,まずは国民の意識から変える必要がありそうです。

その3.料理自体の評価
韓国料理自体が 「世界xx大料理」と呼ばれるにふさわしいかどうかの客観的評価が必要です。
グローバル化のキャンペーンは,単に 世界的な知名度を上げることを意図しているように感じられますが,知名度と料理自体の質とは別物であることを認識し,料理自体の質を上げる工夫が必要と考えられます。
しかし,上げることによって 料理自体の独自性が無くなっては意味がありません。

韓国料理をほとんど食べたことがなく,知らないので,この点については語る資格はありませんが-。

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