上品そうだけど-
上品に振舞おうとする思いは感じられても,自分はやらない食べ方があります。
・スパゲッティーをスプーンの上で巻く食べ方。
いつから スパゲッティーを食べるのにスプーンが使われるようになったのか分りませんが,少なくとも 「ヨーロッパ退屈日記」で 伊丹十三さんが 正しい食べ方を解説した頃は,フォークだけで食べることになっていました。
皿の上に フォークに巻きつけるスペースを作れば 事足ります。
先日,TVを見ていたら スプーンの上で巻いたスパゲッティーからフォークを抜き取って スプーンを口に運んだ人がいて 驚きました。
伊丹十三氏風に言うなら,ナイフとフォークは,材質が銀であったとしても 平和であるべき食卓においては 武器起源の不釣り合いな道具であって,それらをもって いくら上品(そう)に食べたとしても,塗り箸の優雅さには敵いようがなく,無駄な抵抗に思えます。
・箸を持たない手を 食べ物を挟んだ箸の下に添える(手皿)のは,かつては あまり見なかった食べ方と思えます。
美しい食べ方とは思いません。
小笠原流の先生もそう言うでしょう。
・これは もともと上品と思ってしている人はいないでしょうが-
箸を両手で1本づつ持って 料理(肉や魚)を取り分ける/切り取る食べ方。
これは 明らかに下品に見えます。
これを「別れ箸」と言って,・・・ と思いましたが 無作法な箸の使い方である 所謂 「嫌い箸」の中に そういう呼び方はないようです。
通常に箸を持って 同じことをする技術を習得する必要があります。
・複数の人間と食事する際,大皿から自分の取り皿に取り分けるのに,取り箸がない時,箸をひっくり返して 箸の頭の部分(箸元)を使うこと。
そうする理由が分りません。決して 上品とは思えません。
鍋料理の時は どうしましょう。
いろいろ 世の中,大変です。
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コメント
私もスパゲッティーニなどにはフォークのみを使います。よい影響を受けていますから、当然と言えば当然ですね。
ただ仕方なくスプーンを添えることがあります。外食で、平たくない皿や、巻くスペースを作れない場合です。
以前、一緒にパスタを食べた方に、巻き方、食べ方を褒められたことがあります。感謝します:)
投稿: yoko | 2012年5月20日 (日) 18時23分