大三島,「大山祇神社」。
土曜日に 輪行で 今治市大三島を走りました。
流石,サイクリストの聖地(?)と言われる 「しまなみ海道」に繋がるサイクルロードなので 揃いのユニフォームを着たロードレーサーのグループを見かけました。
大三島には 「大山積神」を祀る「大山祇(おおやまづみ)神社」があります。
この地に移ってきたのが 西暦 701年です。
入り口に立つ社号標石柱の「大日本總鎮守大山祇神社」の書は伊藤博文公揮毫です。
境内には楠が多く,写真中央は 樹齢 2,600年だそうです。
この神社が祀る神は 「山林・鉱山の神」,「航海の神」,「地水・稲作の神」,「陸上・海上交通の知識神」 そして 「戦勝の神」,特に 最後の 「戦勝の神」が有名なようで 古くから 多くの武将が参拝,武具を奉納しています。
神社宝物館に所蔵されている甲冑,刀剣は 国宝8点,国重要文化財 75点は 日本の4割に当たるそうです。
源義経の鎧は 「壇ノ浦の戦い」後の奉納なので 「八艘飛び」時に着用していたもの?
特に 興味深かったのは 日本唯一の女性用鎧(胴丸)「紺糸裾素懸威胴丸」(重要文化財),解説には 「大三島を守る戦いに勝利をもたらした 太祝安用(おおほうりやすもち)の娘・鶴姫着用」とありますが,あくまで 伝説で 異論があるようです。
そのウェストの絞り具合からすれば 女性用に見えますが,家人は 「大きすぎる。」と単純な異論派でした。
そもそも かつて 女性の体形の男のそれとの差異を それほど意識していたのかという疑問もあるので,女性用というのを100% 受け入れるのも・・・。
初めて実物を見る 大太刀が多く陳列されていて,2m近い太刀が 装飾用でなく 実戦用なら どのように使われたのか,陳列ケース前に立って想像しました。
重すぎて 振り回せないので 騎馬武者が使い,一人で 鞘から抜くのは不可能なので,従者に持たせて 馬上から抜き(鞘を持った従者が下がり),鞍を利用して水平に保持して,全力疾走して敵騎馬武者と すれ違いざま 馬ごと敵を切る,と考えるのが 妥当でしょうか?
西洋の「馬上槍試合」での「突き」が,「払い」になったようなものでしょう。
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