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2012年6月27日 (水)

Native English Speaker の憂鬱?

他の日本人は知りませんが,ネイティブの英語を聞くのは難しく,ノンネイティブ(例えばイタリア人)の英語を聞くのは 比較的容易です。

「サーチナ」(WEB)のコラム(2012/3/23)に 「ネイティブスピーカーとノンネイティブの立場の逆転現象」と題して 亀田尚己 同志社大学教授が書いていました。

数年前の話ですが,ハンガリー人の土木技師が,サウジアラビアで7―8ヶ国の技術者からなる国際チームのメンバーとして働いていたときのことです。彼らはお互いに英語を使用して完璧に意思疎通ができるのに,そこにいた英国人の技術者とだけは,どうしてもうまく意思疎通ができません。そのため,彼が代表者として,その英国人に対して,チームメンバーの総意であると前置きし,『どうか,これからは,お願いだからみなに分かる英語で話してくれないか』と申し出たとのことです。国際ビジネス英語のあり方を考えた場合,この事例のように英米人たち英語を母語とする人々には面白くない現象が出てくることは容易に考えられることでしょう。しかし,英語の汎用性という面からは,英米人たちの寛恕と譲歩を願いたいものです。

別の機会ですが,フランスに留学していたフェンシングの選手である各国の大学生たちが,ある晩寄宿舎のラウンジで楽しそうに大笑いしながら話をしていました。そこへ,やはり留学中の米国人の大学生が入ってきて,しばらくその会話を聞いていた後に,『お前たちはとても楽しそうに話し合っているが,いったい何語で話をしているのか?』と質問してきました。何人かの学生たちが『もちろん,みんなに分かる共通の言葉,英語に決まっているじゃないか』と答えたところ,その米国人は唖然として,部屋を出て行ってしまったそうです。

30年ほど前,会社の同僚がアメリカで,同じ仕事をしていたトルコ人と二人で 銀行に行って 順番を待つ間,二人で話をしていたそうです。順番が来たとき 銀行員が トルコ人に聞いたそうです。「二人で話していたけど,あなたは日本語が分かるのか?」

英語でトルコ人と話していた同僚は それを聞いてショックだったそうです。

10数年前,国際プロジェクトで 5週間ほど イギリス人(スコットランド出身)のマネージャーの下,カナダ人(バンクーバー出身),アメリカ人(テキサス出身)などの Native English Speaker と同じオフィスで仕事をしたとき,元々 拙い英語リスニング能力の私には イギリス人,アメリカ人,カナダ人の順番で 聞き取りが困難でした。

あるとき アメリカ人の少し長めの話が理解できなかったので カナダ人に「言葉を変えずにそのまま同じことを喋ってくれ。」と頼んで聞くと 理解できました。そうアメリカ人に言うと,「同じことを言ったじゃないか。」(そう言うのは分かりました。)

又,あるとき,カナダ人に「ボスの言うことが あまり理解できないんだけど。」と言うと 「心配するな,俺も 分からないことが多い。」,「俺たちカナダ人の英語は標準的だが,彼らの英語は訛っている。」

そのカナダ人は 若くて 頭がよい男で,私が‘Vancouver’V V なのか Bなのか分からず,アクセントも分からず「バンクーヴァー」と適当に言っても 理解してくれました。

ネイティブスピーカーの中には 理解しようとしない人もいます。

英語が共通言語として広まって ノンネイティブ間で使われるようになると,その中に入るネイティブは それなりの苦労があるかも知れません。

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コメント

おもしろい。私は恵まれているのですね。
TOEICのリスニングは、色々な発音が流れますもの。ネイティブの英語だけを理解できるか否かではないですね。

投稿: yoko | 2012年7月 7日 (土) 13時12分

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