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2012年6月10日 (日)

大人の見識でしょうか?

6月4日の朝日新聞の「風」欄に 『従軍慰安婦の碑 - 米国が見た 日本の戦争責任』 と題する アメリカ総局長・立野純二氏の文章が掲載されていました。

その石碑は地元でも知らない人がいたという。それを一躍有名にしたのは,海を越えた日本からの抗議だった。
で始まり,

戦争責任を負う国家対人間の構図がある限り,史実や法の解釈論を繰り出しても,国際世論は 『弱者救済』 に味方するのは当然だろう。アジアを代表する人権国家を自負するならば,その日本の尊厳のために,もう一度,戦後責任を考え直すべきではないか。
で結ばれています。

終始 大人の良識・見識を感じさせる文章で,何気なく読めば 「なるほど」と,説得させられそうです。

しかし,後に 虚偽・創作であることが判明した 「私の戦争犯罪-朝鮮人強制連行」 を著した 吉田清治の証言等を連続掲載し,確証がない 「従軍慰安婦」を国内外に広め,その後の検証・反省がない朝日新聞が掲載する文章としては,違和感を覚えます。

問題の パリセイズパークの市当局(副市長)も ニューヨークタイムズの記者も 「従軍慰安婦」存在の根拠は 「『歴史学者』 が言っている。」のみで,あたかも既成の事実のような認識で,具体的根拠を示していません。
そんな曖昧なことで 70年近く経って 戦争責任を負うことを求められ,それに応じるのが日本の尊厳を保つこととは思えません。

強制連行を示す「文書」,強制連行の「実行者」,強制連行現場の「目撃者」(の証言)は いずれも確認されていません。
「文書」は廃棄され,「実行者」は口を噤んだとしても,軍による 20万人の強制連行があったとすれば,その現場の目撃者が確認できないわけはないでしょう。
ただ 「被害者」を自称する人々がいるだけで,この人々に対する聞き取り調査結果では 証言内容の矛盾,変遷などあって確証はとれていません。

韓国人であっても 韓国内の迫害を恐れず,「従軍慰安婦」の存在に異論を唱えた人々がいて,例えば-

李栄薫氏(ソウル大学教授):
  「従軍慰安婦は売春業」,「朝鮮総督府が強制的に慰安婦を動員したと,どの学者が主張しているのか」と発言。
この発言のため,自称慰安婦達の前で 氏が頭を床につけて謝罪することを強制させられている写真を見たことがあります。

安秉直氏(ソウル大学名誉教授):
  慰安婦について,「韓国挺身隊問題対策協議会」の調査に参加した後のインタビューで 「強制動員されたという一部の慰安婦経験者の証言はあるが,韓日とも客観的資料は一つもない。」,「3年活動してから やめた理由は,挺身隊対策協の目的が慰安婦の本質を把握して今日の悲惨な慰安婦現象を防止することではなく,日本とケンカすることだったからだ。」。
又,別の機会には 「慰安婦は自発的」 と語っています。

(上記,いずれも Wikipedia より)

国(軍)による「強制連行」がなければ,朝鮮戦争やベトナム戦争において 米軍,国連軍,韓国軍相手に存在した慰安婦と何ら変わるところはなく,事後法で責任を問われる筋合いはありません。

確証のない情報を流布して 誤った国際世論形成に手を貸した新聞社としては,誤った史実による国際世論を正すことを本旨とすべきでしょう。

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