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2012年7月10日 (火)

大雨とは-

一般に都市での雨水排水のための下水道能力は 雨水流出量:50%,降水量:50mm/hr で計画されていると言われます。(雨水流出量とは 降った雨が下水道に流れ込む割合)

そして,最近のゲリラ豪雨に対しては この能力では不足していると言われています。
では どのくらいの降水量を考えておけば妥当なのでしょうか。

日本での1時間当たりの最大降水量の実績値は,気象庁のデータ(アメダス)によると,1位は 千葉県・香取:153mm1999年) 及び 長崎県・長浦岳:153mm1982年)となっています。

但し,長崎県・長浦岳の記録を残した1982723日,同じく長崎県西彼杵郡長与町(役場設置の雨量計)では 187mmの雨量を観測し(19時~20時),これが日本の時間雨量の歴代最高記録とあります。(Wikipedia ‘長崎大水害より)

この大雨は 死者・行方不明者:299名,被害総額:約3,000億円の 7.23 長崎大水害」を発生させました。

長崎市中心部の「長崎海洋気象台」計測値では,2319時~20時:111.5mm20時~21時:102mm21時~22時:99.5mm 3時間連続で 100mm/hr前後の猛烈な雨となり,3時間雨量は 313mmに達しました。

更に 東長崎地区の雨量計では 同時間帯に366mmが計測され,これは日本 3時間雨量歴代3でした。

このほぼ1年後(1983年),大学の同期会があって 長崎の工場に勤務する同期生から,この豪雨の話を聞く機会がありました。

覚えている話はー

 ・雨は午前中から降っており,午後に強まるという大雨洪水警報が出ていた。

 ・工場は 従業員を早めに帰宅させようと考えたが,既に 工場給食(弁当)が届いており,2千食(?)を片付けてからでも遅くはないだろうとの考えがあったかどうか,「昼食後 帰宅」の指示が出た。

 ・同期生は 「工場設備の浸水対策・確認」 と 「部下の帰宅・電話確認」の二つの理由で工場に留まった。

 ・工場は 何の対策もする間もなく部分的に浸水した。

 ・電話は通じていたが 部下の一人の帰宅が夜になるまで確認できなかった。

  後日,その部下に確認した話-
  「車で 自宅に向かい,交差点で止まった。道路も水が溜まり始め エンジンを止めないよう注意していたが,信号が変わるまでのわずかな時間で,水位が排ガス管を超え エンジンが停止した。そこから,歩いて帰った。」

今月初めの 大分の大雨は 3時間雨量:210mm と報道され,「平均 70mm/hr  3時間連続」に驚きました。

これだけの雨が降れば 全ての対策・設備が整った場所でなければ 何らかの被害が出そうです。
それよりも 3時間で100mm以上多い雨も降ることもあるということです。

とても 50mm/hrの下水道排水能力に頼ってはおられないということのようです。

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