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2012年7月 4日 (水)

White House の明瞭な回答。

4月にモナコで開催されたIHO(国際水路機関)総会に向けて,3月から4月にかけて  韓国人と日本人が,米国における教科書の 『日本海』表記に関して「東海が正しい」,「日本海のままであるべき」と相反する陳情を White House の‘WE the PEOPLE’に投稿していました。

それらに対する米政府の回答が 6月30日にまとめてありました。

以下,回答文-

Official Department of State Response toThe East Sea - a FALSE history in our textbooks!’ and ‘Sea of Japan -the authentic history in our textbooks! We are teaching our children the authentic history, so why change?’  

 Response to We the People Petition on the Sea of Japan Naming Issue

 By Kurt Campbell

 Thank you for using the "We the People" platform to express your views on the usage of the term "Sea of Japan."

 It is longstanding United States policy to refer to each sea or ocean by a single name. This policy applies to all seas, including those bordered by multiple countries that may each have their own names for such bodies of water. Concerning the body of water between the Japanese archipelago and the Korean peninsula, longstanding U.S. policy is to refer to it as the "Sea of Japan." We are aware the Republic of Korea refers to the body of water as the "East Sea," and the United States is not asking the Republic of Korea to change its nomenclature. U.S. usage of the "Sea of Japan" in no way implies an opinion regarding any issue related to sovereignty.  

We understand that this naming issue is an important and sensitive one for both the Republic of Korea and Japan. I assure you the United States remains committed to our deep and indispensable alliances with the Republic of Korea and Japan, relationships based on shared values and mutual trust. We will continue to work with the Republic of Korea and Japan to address regional and global challenges together.

 Kurt M. Campbell is Assistant Secretary of State for East Asian and Pacific Affairs’

英文に続いて 韓国語と日本語でも表示していました。
(韓国語は読めないので省略)

Japanese translation of response: 

『日本海』命名問題に関する 人民陳情に対する回答

カート・キャンベル執筆 

「我ら人民」のプラットフォームを使って,「日本海」という言葉の使用に関する見解を表明していただいて,ありがとうございます。 

各々の海洋を単一の名称で言及することは,米国の長年にわたる方針です。この方針は全ての海洋に適用されており,その中にはこうした水域についてそれぞれ独自の名称をつけている複数の国々の国境が接している海域も含まれます。日本列島と朝鮮半島の間にある水域については,『日本海』と呼ぶのが長年にわたる米国の方針です。我々は,韓国が同水域を「東海」と呼んでいることに気付いており,米国は韓国にその命名法を変更するよう求めてはいません。米国が『日本海』という名称を使用することは主権に関連した何らかの問題についての意見を示唆するものではありません。 

我々は,この命名問題が韓国と日本両国にとって重要で慎重に扱うべき問題であることを理解しています。米国が韓国と日本との深くかけがえのない同盟関係,共有する価値観と相互信頼に基づく関係に対するコミットメントを維持し続けていくことを,私は保証します。我々は,地域的・世界的な挑戦課題に共に対処するため,韓国および日本と協力し続けます。

カート・M・キャンベルは、東アジア太平洋問題担当の国務次官補である。

韓国を切り捨てないで,気を遣った回答です。
筋を通しています。

回答をまとめると-

①  海洋の名前は単一,かつ当該の海は 「日本海」が合衆国の長年の方針。
②  韓国が 国内でこの海を別の名前で呼ぶことは構わない。
③  海の名前と主権(統治権)とは無関係。

わざわざ表記するのも恥ずかしいくらい当然で,明確な内容です。
又,公海の名称を決める権利が米国にあるはずもなく,あくまで米国の方針を示しています。

特に,の海の名前と主権の件は,子供に教えるような内容で,キャンベル国務次官補は書きながら赤面したのではないかと,同情します。
が,これまでの韓国(人)のプロパガンダの内容から,誤解しているのではないかと考えて,敢えて加えたのでしょう。

「めんどうかけるのも いいかげんにしてくれよ。」という心の声が聞こえてきそうです。

どこの誰が「『日本海』と名前が付いた海は 全て日本のものだ。」などと思うのでしょう。

71日付 韓国 中央日報 「『日本海の呼称は国家主権と無関係』米政府の発表が韓国で波紋」の見出しで報じ,更に 72日付 では 東海表記』めぐる韓日ネット戦,ホワイトハウスが不明瞭な決着」と まだ未練ありそうなタイトルで報じています。

同じく 【朝鮮日報】は 「東海呼称問題:米政府『日本海の呼称、国家主権とは無関係』

東亜日報】は「キャンベル次官補「米が『日本海』と呼ぶのは国家主権と無関係」

聯合ニュース】は「「『日本海』名称使用は国家主権と無関係」米政府

と,全紙海洋の名称と 国家主権の関係に拘った見出しをつけており,「東海」あるいは 「朝鮮海」と名前を変えれば  全域が韓国の領海になると思っていたのではないかと勘繰りたくなるような視点が感じられます。
的外れな見出しです。

米政府が 「まさか,子供じゃあないんだから」と思いながらも U.S. usage of the "Sea of Japan" in no way implies an opinion regarding any issue related to sovereignty. の一文を加えたのは これら新聞の見出しからすれば ご明察でしょう。

この回答に対して 韓国では 「アメリカは日本の味方か」,「牛肉を輸入してやっているのに裏切られた」などと言う声があると報道されており,報道機関でさえ勘違いしている国なので,国民が世の道理を理解するのは,まだ先のことになりそうです。

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