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2012年9月11日 (火)

シドニー・ポアチエ がいた。

現在,インテリ黒人を演じる第一人者は デンゼル・ワシントン(‘Denzel Washington’,1954~ )で異論はないでしょうが,かつては  シドニー・ポアチエ(‘Sidney Poitier’,1927~ )でした。

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アカデミー主演男優賞を獲った 「野のユリ」(1963年)の他に 「暴力教室」,「手錠のままの脱獄」,「いつも心に太陽を」,「招かれざる客」 など 多くの記憶に残る作品に出演していますが,私にとって 最も 印象深い映画は 「夜の大捜査線」(‘In the Heat of the Night’,1967,第40回 アカデミー作品賞) です。

邦題のセンスの無さが 悔やまれますが,原題の 「夜の熱気の中で」(‘In the Heat of the Night’)は,公民権法(‘Civil Rights Act’,1964)制定後とは言え,人種差別が強く残る ミシシッピ州の田舎町で たまたま事件に遭遇した フィラデルフィアの黒人敏腕刑事が ロッド・スタイガー(‘Rod Steiger’,1925~2002,本作品でアカデミー主演男優賞)演じる警察署長と対立しながら 捜査に当たる緊迫感を 的確に表しています。

しなやかで均整のとれた身体をダーク・スーツに包み,人種差別的言動を憚らない署長や町民と対峙しながら,事件の真相に迫っていくシドニー・ポアチエは,時に抑えきれない怒りを目で表しながらも 常にクールで,紳士でした。

クインシー・ジョーンズの音楽が雰囲気を盛り上げています。
夜の駅を背景とする オープニング・クレジットで,レイ・チャールズの‘In the Heat of the Night’が流れ,やがて 到着した列車から ひとり シドニー・ポアチエが スーツ・ケースを持って降り立ちます。
クリント・イーストウッドなら 「泣けるぜ。」 と呟きたくなるオープニング・シーンでした。

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映画・テレビ」カテゴリの記事

コメント

子供のころ「招かれざる客」をテレビで見てとても印象に残っていました。「夜の大走査線」は今回始めてみましたが、あらためてシドニー・ポアチエの魅力に引き込まれました。
確かに邦題は残念ですね。映画の背景に漂う「熱さ」が伝わってこないですね。
内容は「招かれざる客」と同様、人種差別について考えさせられる、とても良いものでした。

投稿: ETCマンツーマン英会話 | 2012年11月 5日 (月) 23時22分

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