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2012年9月29日 (土)

記録媒体,あれこれ。

「日立製作所と京都大学工学部は,9月24日,耐熱性・耐水性にすぐれる石英ガラスの内部に,CD並みの容量のデータを記録・再生する技術を開発したと発表した。」-と報じられました。

データの記録にはレーザーを使用し,再生には光学顕微鏡を利用,レーザーの焦点位置を変えることによって,石英ガラスの内部に多層の記録層を作成することから,高い記録密度が得られるといいます。

開発した技術を用いて4層の記録層を作成したところ,40 MB/inch²(CDは35 MB/inch²)を実現,更に,1000℃で2時間加熱する高温劣化加速試験では,劣化することなくデータを再生できることを確認。これは数億年にわたってのデータ保存と等価とのことです。

数億年後に 知的生物が存在し,この記録媒体を手にして再生するかどうか,再生ディヴァイスの同じ期間の保存は無理なので 再生できるかどうか疑問ですが,少なくとも 数百年の保存が問題ないというのは結構なことです。

CDは数十年,長くて 100年が保存限度と言われています。

記録密度や記録情報内容を無視して 保存期間のみ考えると,人類の最も優れた記録媒体は 岩(石)だろうと思っていましたが,この考えを改める必要がありそうです。

(記録媒体に関して 思うこと)

50年近く前の 高校の修学旅行(1965年)で,カメラにカラーフィルムを入れている者は,クラスに一人か二人しかいませんでした。それほど 高校生には高価でした。
白黒のフィルムを使っている者たちは 「カラー写真のプリントは 10年で 消えるよ。」 と やっかみ半分で言っていました。

情報量に拘らなければ,現在 残っている人類最古の記録媒体は 岩(石)に描かれた壁画であって 天変地異で破壊されなければ万年単位で残るでしょう。
ラスコー洞窟,アルタミラ洞窟の壁画が有名ですね。
現在 確認されている最も古い壁画は ショーヴェ洞窟(仏)の壁画で 32,000年前と言われています。

情報の内容,記録の人的意思に拘らなければ,生物の遺伝子も優れた記録媒体と言えるかも知れません。
これは その種が生存する限り 残り続けます。

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