84年前の通知票。
昭和時代初頭 昭和4年(1929年)の尋常小学校の通知票です。
学校長,擔當(担当)教員,学校医名が書かれています。
「在學證明」とあるのは この時代,尋常小学校までは義務教育だったと思いますが,家庭の事情で小学校に行けない子供がいたからでしょうか。
成績は 甲乙丙丁の4段階で示されています。
備考欄に 「各学期ノ成績ハ主ニ平素ノ課業ニ於テ常ニ之ヲ調査ス。成績ノ丙丁トアル学科ニハ家庭ニ於テ特ニ注意セラレタシ。」 とあり,‘丁’の字が斜線で消されているので 実際は‘丁’の評価はなく,3段階評価だったようです。
評価科目は ほとんど現在(よく知りませんが,おそらく)と変わりません。
変わったところでは 「操行」というのがあります。「素行」,「品行」というところでしょう。
国語が 「讀方」,「書方」,「綴方」に分かれているのが明確でいいですね。
この6年生の通知票の評価では 「乙」が1学期に二つありますが,「2学期」と「学年末(3学期)」は 「全甲」(我々の時代の「オール5」)であり,成績次は 50人中1位,「1ヵ年皆勤賞」と「成績優等賞」の記載があり,文字通り優等生だったことがわかります。
50人というのは 当時のクラスにしては多すぎるようなので 学年なのでしょうか。
この通知票の主は,この6月に96歳になる父です。
本人が入院中で,自宅の箪笥を調べていて 見つけました。
用意周到に,子供に成績に関する説教をしたときの 子供からの反撃対策に保管していた,ということでもないでしょう。
初めて見ました。
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