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2013年6月 7日 (金)

国連・拷問禁止委員会の勧告は・・・

「国連の拷問禁止委員会は 5月31日,旧日本軍の慰安婦問題で 『日本の政治家や地方の高官が事実を否定し,被害者を傷つけている。』 とする勧告をまとめた。」 と報道されました。

UN concern and recommendation for Japan: Victims of military sexual slavery

(Quotation from original text)

Notwithstanding the information provided by the State party concerning some steps taken to acknowledge the abuses against victims of Japan’s military sexual slavery practices during the Second World War, the so-called “comfort women”, the Committee remains deeply concerned at the State party’s failure to meet its obligations under the Convention while addressing this matter, in particular in relation to: (arts. 1, 2, 4, 10, 14 and 16) 

​(a)​Failure to provide adequate redress and rehabilitation to the victims. The Committee regrets that the compensation, financed by private donations rather than public funds, was insufficient and inadequate; 

​(b)​Failure to prosecute perpetrators of such acts of torture and bring them to justice. The Committee recalls that on account of the continuous nature of the effects of torture, statutes of limitations should not be applicable as these deprive victims of the redress, compensation, and rehabilitation due to them; 

​(c)​Concealment or failure to disclose related facts and materials; 

​(d)​Continuing official denial of the facts and re-traumatization of the victims by high-level national and local officials and politicians, including several diet members; 

​(e)​The failure to carry out effective educational measures to prevent gender-based breaches of the Convention, as illustrated, inter alia, by a decrease in references to this issue in school history textbooks; 

​(f)​The State party’s rejection of several recommendations relevant to this issue, made in the context of the universal periodic review (A/HRC/22/14/Add.1, paras.147.145 et seq.), which are akin to recommendations made by the Committee (para.24) and many other UN human rights mechanisms, inter alia, the Human Rights Committee (CCPR/C/JPN/CO/5, para.22), the Committee on the Elimination of Discrimination against Women (CEDAW/C/JPN/CO/6, para.38), the Committee on Economic, Social and Cultural Rights (E/C.12/JPN/CO/3, para.26) and several special procedures’ mandate-holders of the Human Rights Council.

Recalling its general comment No. 3, the Committee urges the State party to take immediate and effective legislative and administrative measures to find victim-centered resolution for the issues of “comfort women”, in particular, by: 

​(a)​Publicly acknowledge legal responsibility for the crimes of sexual slavery, and prosecute and punish perpetrators with appropriate penalties; 

​(b)​Refute attempts to deny the facts by the government authorities and public figures and to re-traumatize the victims through such repeated denials; 

​(c)​Disclose related materials, and investigate the facts thoroughly; 

​(d)​Recognise the victim’s right to redress, and accordingly provide them full and effective redress and reparation, including compensation, satisfaction and the means for as full rehabilitation as possible; 

​(e)​Educate the general public about the issue and include the events in all history textbooks, as a means of preventing further violations of the State party’s obligations under the Convention.

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Japan’s military sexual  slavery practices during the Second World War, the so-called “comfort women”’,すなわち 「慰安婦が ‘Japan’s military sexual  slavery practices ’だった。」と 既成の事実として 勧告が始まり,‘the facts’が独り歩きしています。

彼らの言う ‘the facts’の根拠 あるいは 根拠の出所の提示はありません。

根拠がない「(犯罪の)濡れ衣」 を否定することに,遠慮は無用です。
何か問題でしょうか。

何の根拠も示さず,「法的責任を認めろ。」,「教科書に載せろ。」,「教育しろ。」 などで,一国の名誉を棄損するのは不遜であり,韓国(人)のプロパガンダを,自ら検証することなく復唱して勧告する国連機関の能力と品性のレベルに驚かされます。
この委員会はどこの費用で仕事をしているのでしょう。

国による犯罪行為を立証する証拠は,韓国人による韓国挺身隊問題対策協議会による数年間にわたる調査で見つからず,自称元慰安婦の方々の証言を裏付ける客観的資料も出てきませんでした。
安 秉直・ソウル大名誉教授(1936~ ),李 栄薫・ソウル大教授(1951~ )は,その調査結果などから,大日本帝国(軍隊)による強制動員を,韓国内で命を張って否定する発言をしています。
更に,李 栄薫教授は「慰安婦は売春業」と言い切っています。
the facts’です。

「法的責任を認めろ。」と言うからには,「『慰安婦問題』が,当時の何の国際法(又は 国内法)に,誰による,どの行為が違反していると,何の証拠で立証される問題か。」を明確に示す義務があり,そうでない限り,日本にとっては言いがかりにすぎません。
それらが 論理的に明示されたことは,韓国でも,況や日本でも,一度もありません。
言いがかりに反論することが,「自称元慰安婦の方々」を侮辱すること(再度,傷つけること)だ,というのは議論のすり替えです。
そもそもの「言いがかり」がなければ,この件に関して 日本(人)が敢えて発言することはありません。

韓国内で,「親日派」として糾弾されている韓国の評論家・池 萬元氏(1942~ )は 「日本大使館前で毎週水曜に行われている抗議集会に参加する自称元慰安婦の女性たちは偽者である。」とし,慰安婦の大半が厳しい経済事情のため自ら性売買を望んだ人だと断言しています。

勧告の前提を検証しない,この国連の委員会にまともに付き合う価値があるかどうか疑わしいところですし,それを監督する国連自体のレベルも如何なものでしょう。

最後の (c) 「関連する資料を公開し,事実を徹底的に調査すること。」の勧告は そのまま,‘sexual  slavery’と断じた委員会にお返しするのがよろしいでしょう。
勧告の根拠を公開し,事実を責任をもって調査してほしいものです。

TVのニュースショーで,「『他国の慰安婦に触れず,日本のみを非難するのは片手落ちだ。』 と言うのは,『交通違反で捕まった者が,他にもやっている者がいるのに 何故俺だけ捕まえるのか。』 と抗議するのと同じことだ。」 と言った,したり顔の日本人コメンテーターがいましたが,違法行為被疑者と同列にされては困ります,筋違いです。
当時,「慰安婦」は 合法でした。
現代の法律と倫理観をもって,70年近く遡って裁定・評価することは無意味,かつ無効です。

国連を脱退するなどと過激なことを言わず,理屈が通りにくい相手でも 言うべきことを言って,尚,波風立てず,うまく収束させるのが 政治家,外交官の手腕です。

(追記:6月19日)
「『法的拘束力を持つものではなく,締約国に従うことを義務付けているものではない。』 との答弁書を閣議決定した。」との報道がありました。

要するに,無視する,ということです。
間違いない対応です。

国連脱退までいかなくて結構でした。

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