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2013年7月 3日 (水)

MOL コンテナ船 折損事故,可能性としての原因

6月17日に発生した コンテナ船 ‘MOL COMFORT’のインド洋での折損事故の原因として あまり考えたくないことがあります。

定性的ではありますがー
  ・世界トップクラスの技術を持つ造船会社と船級協会である三菱重工が設計し,日本海事協会が審査したコンテナ船の構造に,中央部が折れるような事故につながるような大きな欠陥は考えにくい。しかも 強度的に厳しい甲板ではなく 船底を起点として・・・。
  ・当時の海象は 荒れてはいたが 異常といえるものではなく,設計条件内と思える。
  ・積み付けのミスは・・・よくわからないが,喫水の確認を実施しておれば大きなミスは起こりにくい(だろう)。

で,可能性がある原因として,‘何か’の水中爆破によって発生する「バブルパルス」,もしくは それとの「船体の共振」を考えました。

炸薬が船体直下で爆発すると 「衝撃波」 と 「バブル」が発生し,「衝撃波」は 一度船体を突き上げ 船体を「ホギング状態」とするだけですが,「バブル」は 膨張と収縮を繰り返して,船体を「突き上げ」,次に 「引き込む」 力となって働き,船体は 「ホギング」と「サギング」を繰り返すと考えられます。
このような船体の動き(過渡的船体振動)は,鞭(むち,‘whip’)の動きに擬えて, ‘Whipping’(ホイッピング)と言われるようです。
一度の「衝撃波」と「バブル」による力で損傷を受けなくとも,「バブルパルス」の繰り返しによる損傷があり得ます。

もし,船体の最低次の固有振動数が このバブルの「膨張ー収縮」パルス周期と近い場合,共振して船体の繰り返しの変形(ホギングとサギング≒最低次の船体振動モード)は大きくなって 船底 あるいは 甲板構造が損傷する可能性が さらに高くなります。

この現象が発生すると 船体は 突然大きく周期的な振動(運動)を始めるはずなので 乗組員は気が付くと考えられます。
但し,乗組員が居住する区画位置に 最低固有振動モードの節(node)があれば 上下に揺れないので ひょっとすると気が付かない可能性もあります。しかし,この場合でも,上下に揺れないまでも,船体の傾斜によって ブリッジは前後に揺れるでしょうから,やはり,わかりそうです。
海中での爆発音が 荒天時に乗組員に識別できるかどうかは不明です。

しかし,そんな 映画のようなことが あり得るものなのか,相当 疑問です。

出所は不明ですが,‘MOL COMFORT’には シンガポールからジェッダに運ぶ 「シリア反政府軍」用の兵器(アメリカから)が積まれていたという話があるようで,ロシアは「シリア政府軍」を援助しているようなので,士官がロシア人の本船に何故積んだ,という疑問もあり・・・。

かなり飛躍した素人の妄想でした。

こういうのを 英語では ‘crazy speculation’と言います。

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