「エリジウム」 を観た。
9月20日公開の 「エリジウム」(‘ELYSIUM’)を観ました。マット・デイモン(‘Matt Damon’,1970~ )とジョディ・
脚本・監督は 問題作(?)「第9地区」(‘District 9’,2009年) の ニール・ブロムカンプ(Neill Blomkamp,1979~ )で期待できます。
Space Station(Colony)は 「2001年 宇宙の旅」(‘2001:A Space Odyssey’,1968)を思い出させますが,形も規模も違います。
「2001年 宇宙の旅」の Space Station はダブル構造で,スポークが4本,定量的大きさは分りませんが 内部を走るシーンのカーブから,直径 2~300m程度と推定されます。
‘Elysium’は内輪と外輪があり,スポークは5本,直径は?,50万人が生活しているのでおそらく 数10kmと思われます。
最も異なるのは 「‘Elysium’には屋根がない。」ことでしょう。
すなわち,外輪断面のセンター側には構造が存在せず,そのまま宇宙空間に接しています。
Space Station は回転の遠心力によって重力加速度を得て,外輪の,センターから離れた面を「偽地面」として人類は生活しているので, 「空気」もこの重力加速度によって 外輪に留まり 「大気圏」を作っているとの設定と思われます。
そのため,地球からの 「往還機」(密航機も)は そのまま ‘Elysium’の「大気圏」に突入して着陸できます。
又,‘Elysium’は地球に対して静止衛星のようで,ジョディー・フォスター扮する「防衛庁長官」(Jessica Delacourt,‘Secretary of Defense’)が地球に放っている傭兵 「クルーガー」(扮するのは 「第9地区」で主演した 「シャールト・コプリー」(‘Sharlto Copley’,1973~ ))に指示を出し,地球からのミサイルで密航機を撃墜します。常に,地球上の同じ地域から見える存在だからできることです。
ストーリーは 「第9地区」と同様に 「格差社会」がテーマのようで,マット・デイモン扮する保護観察処分中の工員の名前が ‘Max Da Costa’,施設での少年時代は スペイン語を話しており,劇中の地球(貧困層)でも スペイン語を多用して 現代米国を皮肉っており,単純に SFアクション映画を楽しみたい私には 鬱陶しく感じました。
映像,各種デザインは うまくできていました。
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