「ホキ美術館」に行った。
週末から 2泊3日で上京し,千葉市の 「ホキ美術館」を訪ねました。
その他の目的は 「九州の高校の関東地区同期会出席」 および 「去年 他界し,現在 九州の寺の納骨堂に眠る父を そのうち移す予定で,長兄が千葉市に建てた墓の見学(?)」でした。
「ホキ美術館」は 写実絵画専門の美術館で,千葉市緑区の「昭和の森」に隣接して,私が関東を去った翌2010年に開館しました。
(株)ホギメディカル(医療用不織布製品,滅菌用包装袋 及び各種医療用キット製品のメーカー)の創業者で現在 名誉会長の保木将夫氏が,自ら収集していた写実絵画をもとに設立したものです。
山田五郎氏,‘おぎやはぎ’が出演している BS日テレ「ぶらぶら美術・博物館」で,開館した2010年11月に紹介され,この時 保木氏は 「写実絵画は完成までに長時間(半年単位)かかり,それでいて 応接室に飾る種類ではない絵は売れない。そのような作家を少しでも応援したいと思っている。」 という意味の話をしていました。
約50作家,350点の写実絵画が収蔵されているそうです。
(社)日本建築家協会による2011年度 「日本建築大賞」に選ばれた建物です。
裏面に 大きな張出し(片持ち構造)があり,傾斜地のため これが 1階です。
右の配置図に示される 1~9 のNo.は ギャラリー No.です。
それぞれのギャラリーは細長いので,無駄のない動きで鑑賞でき,歩く距離が最短となって 特に高齢者には優れた設計です。
ギャラリーの他に 「ショップ」,「カフェ」,「レストラン」が それぞれ 1F,B1F,1F に配置されています。
入館料は 一般 1800円ですが,65歳以上の割引適用で 1300円でした。
館内の写真撮影は 日本の美術館なので(?)禁止です。
図録は5冊ありましたが,2010年 「開館記念展」作品カタログ, ‘HOKI COLLECTION No.1’(156点掲載)を買い求めました。
この美術館所蔵の代表作品である 生島浩さんの 「5:55」(2010)です。
写実絵画が好きです。
普遍的 あるいは 客観的評価が存在することが信じられない抽象絵画に比べると はるかに好きです。
いまから 油絵を始めるのは躊躇しますが,鉛筆画を始めようか,という気になりました。
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