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2014年6月20日 (金)

ペルシャ戦争題材の「300 ~帝国の進撃~」で歴史を学ぶ。

300riseofanempireb6月20日公開の ‘ファンタジー・アクション映画’「300<スリーハンドレッド>~帝国の進撃~」(‘300:Rise of a Empire’,2014)は,2007年公開の 「300」の続編で ペルシャ戦争を題材にした映画です。

前作は 「テルモピレーの戦い」(B.C. 480)の話で,主役は スパルタのレオニダス王でしたが,今度の続編は 「アルテミシオンの海戦」(B.C. 480)の話で,主役はアテナイの軍人・政治家 テミストクレスのようです。
高校の世界史で,ペルシャ戦争における  「テルモピレーの戦い」と 同年の「サラミス(沖)の海戦」は習いましたが 「アルテミシオンの海戦」は 何故か習った記憶がありません。

300_a前作「300」の「テルモピレーの戦い」は,スパルタ王レオニダス率いる重装歩兵 300人がペルシャ軍 10万人(ヘロドトス著「歴史」による)を迎え撃って敗れた話ですが,実際は ギリシャ軍 約7,000人に対して ペルシャ軍は その10倍だったとされています。

テルモピレーの戦い」を描いた映画は 50年ほど前にも,「スパルタ総攻撃」(‘The 300 Spartans’,1962)があって,中学生の時 観ました。この映画では 元老院(?)の出兵審議が長引いたため,王の一存で動かせる近衛兵が300人を率いてテルモピレーに向かったという設定だった気がします。
最後に生き残ったスパルタ兵が 盾の間から槍を出した 楔形陣形で 海岸の砂浜を埋め尽くしたペルシャ兵の中に突っ込んで行き 消えていくシーンが記憶にあります。

何れにせよ,この戦いは スパルタ兵が 300人だったことが永遠に残っていくようです。

そして 今回の 「300 ~帝国の進撃~」の 「アルテミシオンの海戦」です。原題は ‘300:Rise of Empire’ですが,このタイトルに決まる前は ‘300:Battle of Artemisium’と海戦名そのままが考えられていたようです。
しかし,どちらにしても 「300」は この海戦とは関係ありません。

アルテミシオンの海戦」は 「テルモピレーの戦い」とほぼ同時期に起こりました。
エーゲ海のエヴィア島(古代ギリシャ名:エウボイア島)アルテミシオン沖で ギリシャ連合艦隊 約300隻が ペルシャ艦隊 約3,000隻(但し 直前の嵐で 約400隻が難破)を迎え撃ち,ほぼ互角に戦うも,「テルモピレー陥落」の知らせで サラミス島に撤退したとというものです。
ヘロドトスの「歴史」には その経緯が詳述されていて,いかにも映画になりそうな題材です。しかし 「ファンタジー・アクション映画」,英語では ‘Fantasy War Film’と紹介されているので,どこまで Fantasy なのか見ものです。

このままでは ギリシャ連合軍勝利となりません。

サラミス島に撤退したギリシャ連合艦隊は 更に数を増やして 約400隻となって ペルシャ艦隊 約700隻と戦い,これが 「サラミスの海戦」と呼ばれ サラミス水道の狭い海域を有利に戦ったギリシャ艦隊が圧勝しました。

これらの戦いは 紀元前5世紀に行なわれたペルシャ帝国(アケメネス朝・クセルクセス1世)の3度にわたるギリシャ遠征(ペルシャ戦争)の2度目の遠征時に起こったものです。

ーと,映画をきっかけに,少し 歴史の勉強をしてみました。

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