« これほど楽なことはない,が・・・。 | トップページ | 見出しに見る「勘違い」(その22) »

2014年6月16日 (月)

「これ,好きかも知れない」?

「・・・かも知れない。」は 悪くはありませんが,次のように遣われたのには 驚きました。

私,これ 好きかも知れない。
これ,結構 いい景色かも知れない。」(景色を見ながら)

BSの旅番組での,それなりの年齢の女性フリー・アナウンサーの言葉で,耳障りでした。
口癖でしょうから,予め ディレクターなどが注意しておくことは可能なはずです。

TV番組のインタビューなどで,語られた言葉を修正して(例えば 「ラ抜き言葉」,時には 正しい日本語 「やる」を 「あげる」と誤った修正。),親切に テロップで流すくらいなら,放送局が選んだ,旅人としての出演者に不適切な言葉があれば,NGとして 撮り直すくらいのことをしてもいいでしょう。
ディレクターの言語能力・感覚が貧弱で,それができないのでしょうか?

それ以前に,まともな日本語を話せる条件での人選が肝心でしょうが・・・。

*蛇足:「驚く」 と 「驚かされる」 について

本文の最初の行に,初め 「驚かされました。」 と書いた後,違和感を覚え,「驚きました。」と書き直しました。
「驚かされた。」は 如何にも翻訳調であって,日本語としてどうかな,という気がします。
日本語には 「驚く」という動詞があるので 受け身で表わす必要がなく,受け身を使うのは英語の影響だろうとの考えです。
英語では,受動態で ‘be surprised’が普通で,おそらく,中学校で,「この文章は受動態であるが,訳すときには 『驚かされた』 ではなく,『驚く』 と訳す。」と習ったに違いありません。
そして 「驚く」の英訳を 英語の能動態 ‘get a surprise’ とは習っていません。

強いて言えば,驚く対象に 「驚かす」意志がある場合は 日本語でも 「驚かされた」 もあり得るでしょうが,そうでない事物,事象が対象の場合,日本語は 「驚く」 が自然でしょう。

浅学にして分りませんが,英語が伝わる前,江戸時代以前の文章に,対象に「驚かす」意志がない状況で 「驚かされた」 と書かれた文章が存在するのかどうか知りたいものです。

|

« これほど楽なことはない,が・・・。 | トップページ | 見出しに見る「勘違い」(その22) »

言葉」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« これほど楽なことはない,が・・・。 | トップページ | 見出しに見る「勘違い」(その22) »