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2014年6月 7日 (土)

2014年,日本の好感度は,・・・

恒例の,BBC World Service による 2014年度 「世界に良い/悪い影響を与える国」が 6月3日に発表されました。
BBC World Service が 2013年12月から2014年4月にかけて,23か国,24,542人に 「世界に良い/悪い影響を与える国」に関するアンケート調査を行った結果です。(前年は 25か国,26,299人。2013年5月28日の弊ブログに 2013年の発表について示しています。)

Influence
アンケートは面接 又は 電話で行われています。

アンケートを行った国は 「オーストラリア」,「ブラジル」,「カナダ」,「チリ」,「中国」,「フランス」,「ドイツ」,「ガーナ」,「インド」,「インドネシア」,「日本」,「ケニヤ」,「メキシコ」,「ナイジェリア」,「パキスタン」,「ペルー」,「ロシア」,「南朝鮮(韓国)」,「スペイン」,「イギリス」,「アメリカ」,「トルコ」に,今年は 「アルゼンチン」と「イスラエル」が加わり,「ギリシャ」,「エジプト」が抜けています。各国のアンケート人数は500人(ガーナ)~2,168人(パキスタン)/国で,平均的には 約1,000人/国です。因みに 日本は 1,522人,中国,韓国は 1,000人 です。

アンケートは 「評価対象国が ‘Mainly positive or Mainly negative influence in the world’ か?」 を訊いています。
評価対象国は 2013年と同じ 「日本」,「ドイツ」,「カナダ」,「イギリス」,「中国」,「フランス」,「EU」,「アメリカ」,「ブラジル」,「インド」,「南アフリカ」,「韓国」,「ロシア」,「イスラエル」,「北朝鮮」,「パキスタン」,「イラン」の 17か国(地域)です。

結果のまとめは上図のとおりで,値は %, ‘positive’と‘negative’の間の空白は 「どちらとも言えない」などで,右に2013年からの変化が±のポイントで示されています。

2013年の ‘mainly positive’の1位(60%)はドイツで,昨年と同様です。

2012年,‘mainly positive’が 58%で 1位だった日本は 2013年に 7ポイント落ちて 51% で 4位,今年は さらに 2ポイント落ちて 49% で 5位でした。‘mainly negative’は 2013年から2ポイント増加して 30% です。


Japan日本を,各国がどのように評価したかのグラフです。

mainly negative’が ‘mainly positive’より多い国は,2012年は中国と韓国だけでしたが,2013年にドイツが加わり,今年はさらにインドが加わって4か国になりました。

mainly negative’は,中国 90%(74%),韓国 79%(67%),ドイツ 46%(46%)で,これらの国の ‘mainly positive’は 中国 5%(17%),韓国 15%(21%),ドイツ 28%(28%) (( )内は いずれも 2013年の結果)で,ドイツは前年と全く同じ値になっており,ドイツ人が日本を世界に良い影響を与える国に捉えてない理由が,やはり不明です。

日本を‘mainly positive’と評価した割合が大きい国を順に挙げるとー

1位:ナイジェリア 72%,2位:インドネシア 70%,ブラジル 70%,4位:アメリカ 66%,5位:イギリス 65% となっています。

mainly positive’が 50%以下なのは メキシコ,インド,パキスタン,トルコ,ロシア,アルジェリア,スペイン,ドイツ,イスラエル,ケニア そして 中国,韓国で,計 12ヶ国あり 2013年の10ヶ国から増えました。
日本人自身が自国を ‘mainly positive’と回答した割合が 50% なので それほど驚くほどのことはないかも知れません。

この図で 明らかなことは ‘mainly positive’,‘mainly negative ともに 韓国と中国の評価の‘global average’への影響が大きいことで,‘mainly positive’は 中国 5%(17%),韓国 15%(21%),‘mainly negative’は中国 90%(74%),韓国 79%(67%) (( )内は 2013年)と 2013年より 好感度ランクを下げているのも納得できます。
この二国を含めた ‘global average’ 評価なので,この二国を抜きにすれば 好感度 トップランクは間違いなく,日本の方向が誤っていると考える必要はないでしょう。 

mainly positive’と評価する自国民による %値を,世界の評価平均 %値で除した値を 『自尊心指数』(≒自惚れ指数) とでも名付けて比べると,日本は ‘1.04’で,ほぼ世界の評価と自国民の評価が一致しており,データがある13ヶ国中 最低の自惚れです。
2012年の ‘0.71’,2013年の ‘0.88’よりも上ってはいますが,まだまだ 強い謙遜が表れています。

『自尊心指数』が高い順に並べると,パキスタン:2.673.53),ロシア:2.571.93),中国:2.071.83),韓国:1.891.78),イスラエル:1.74(-),アメリカ:1.571.44),インド:1.561.91),ブラジル:1.50(1.67,フランス:1.461.55),カナダ:1.451.53),イギリス:1.271.20),ドイツ:1.191.08) そして 日本:1.040.88) です。(( )内は 2013年)
やや『自尊心指数』が上がったとはいえ,日本の適正自国評価 あるいは 自国過小評価は際立っています。
アメリカを除いて 先進国は 『自尊心指数』が低い傾向にあることは間違いありません。
高い『自尊心指数』の国の「国際社会での行い」に問題があることは間違いないでしょう。

中国と韓国への他国の評価結果を見てみましょう。

China_2013Korea_2013_2


左が中国,右が韓国への他国の評価です。

中国に対して
   ・‘mainly negative’が ‘mainly positive’を上回る評価をしたのは 11か国,「アメリカ」,「ドイツ」,「スペイン」,「フランス」,「韓国」,「日本」,「イスラエル」,「メキシコ」,「カナダ」,「イギリス」,「インド」。
   ・‘mainly positive’が最も少ないのが日本で 3%(2013年は 5%),‘mainly negative’が最も多いのが ドイツで 76%(日本 73%,フランス 68% ,スペインが 67%)。
   ・中国人が自国を ‘mainly positive’と評価したのは 85%(世界は41%と評価),2013年の 77%より増加し,ますます根拠のない自信を示しており,政府の絶え間ない洗脳政策が伺えます。

韓国に対して
   ・‘mainly negative’が ‘mainly positive’を上回る評価をしたのは2013年と同様に9か国で, 「ブラジル」,「メキシコ」,「ペルー」,「チリ」,「イギリス」,「フランス」,「スペイン」,「ドイツ」,「日本」。
   ・‘mainly positive’が最も少ないのはイスラエルの 11%,次が日本の 13%(2013年 は 19%),‘mainly negative’が最も多いのは2013年同様 ドイツの59%です。
   ・日本の韓国への評価は ‘mainly positive’が13% と少ないにも拘らず,‘mainly negative’が 37%(2013年は28%)と多くなく,去年より増加したとはいえ,日本より多い国が 8か国あります。
     日本人で 無評価(無回答 あるいは 中立など)が 50% いる理由が不可解です。
   ・韓国人が自国を ‘mainly positive’と評価したのは 2012年:56%,2013年:64% に対して68%(世界は36%と評価)と漸増しており,中国と同様に 自国の,世界に占める位置の理解度が ますます落ちているようです。

ドイツによる評価
   ドイツによる日本の評価が 2013年に続いて芳しくないのが気になって,ドイツ人が 他の国をどのように評価しているのか,自国を含めて調べてみました。

                            Mainly positive      Mainly negative
   Germany                     68%                      19%
   UK                             71%                       23%
   France                        47%                      24%
   Canada                       53%                      20%
   Russia                        21%                       67%
   USA                           21%                       57%
   Japan                         28%                       46%
   South Korea                24%                       59%
   China                         10%                       76%

ドイツ国民の,アジアの国に関する知識程度が不明ですが,韓国,中国に対しても厳しいようです。中国,韓国,日本の区別が付かないドイツ人がいるとは思いませんが ー,ひょっとして・・・。
アメリカに対しては日本より厳しい評価です。

気になる日本人の回答
   このアンケート結果を見て 気になることのひとつに,日本人の回答の 「空欄」の多さ,‘mainly negative’か‘mainly positive’をはっきり答えてない割合の多さがあります。
「空欄」の説明として “Depends”,“Neither/neutral”,“DK/DA”とあります。
「ケースによる」,「どちらとも言えない」,「わからない/無回答」 ということのようです。

ここで 日本,中国,韓国 それぞれの,自国に対する評価を参考に示すと明確です。

          Mainly positive   Mainly negative  Neither or ・・
日本          50%                     6%                 44%
中国          85%                     7%                   8%
韓国          68%                   26%                   6%

自国が世界に及ぼす影響が ‘positive’か‘negative’ であるかを回答できない(しない)日本人が 44% で,中国,韓国に比べてあまりに突出しています。
「どちらか はっきりしてくれ,中国人を見倣ってー。」と言いたいところですが,国内メディアの自虐的報道で自信がなくなっているのかも知れません。
この結果が分らないではありませんが,少なくとも国際的ではないと思います。
  参考までに 上記3ヵ国を除く 各国の自国評価の無回答の割合を,大きい順に並べるとー
イスラエル:42%,パキスタン:27%,インド:22%,ロシア:17%,ブラジル:16%,ドイツ:13%,フランス:8%,アメリカ:7%,イギリス,カナダ:6%
  となっており,中国と韓国の例外があるものの,先進国ほど 自国評価を無回答とする割合が小さい傾向があります。日本人は先進国としては 極めて例外的な謙虚さを有する国民と言うべきかも知れません。

*Full Reportは下記ー

http://www.globescan.com/images/images/pressreleases/bbc2014_country_ratings/2014_country_rating_poll_bbc_globescan.pdf

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