見出しに見る「勘違い」(その32)
「韓国チキンチェーンBBQ 渋谷に日本1号店オープン」 2014/7/16 聯合ニュース・日本語版
‘韓国の人気フライドチキンチェーン「BBQ」の日本1号店が 7月15日,東京・渋谷にオープンした。
BBQは世界57カ国・地域で約3750店舗を展開している。・・・
BBQを手がけるジェネシスBBQグループの尹洪根会長は「積極的に日本市場に進出し,年内に20店のオープンを目指したい」との計画を明らかにした。’そうです。
更に ‘「韓国1位のチキンフランチャイズのプライドをかけ,グループのすべての力とノウハウを集中して日本市場を開拓し,2020年までにBBQを日本最高の外食ブランドに成長させるだろう」と話した。’と伝えています。
そういえば,かなり以前の日経ONLINE で同じような記事があったような気がして確認してみました。ありました。
「韓国のフライドチキンチェーン 『BBQ』 が日本初上陸」 というタイトルで,2008年5月の記事がありました。それによるとー
‘韓国内で1800店舗,米国,中国,・・・ など世界43カ国で 計約2100店舗を展開中の韓国生まれのフライドチキン店 『BBQ』が(2008年)5月20日,日本1号店をオープンした。
店名は『BBQ大蔵世田谷通り店』 (東京都世田谷区)。店舗面積は約100m2で31席。イートイン,テイクアウト,デリバリーを行う。・・・
今秋をめどに2号店をオープンする予定だ。’ とありました。
日本での提携会社が変わったのかも知れませんが,日本の常識では1号店が場所を変えて 6年後に再オープンすることは めったにありません。
韓国の商習慣に従ったものでしょうから,これをとやかく言う立場にありません。
2006年にも 日本1号店がオープンした,というニュースがありました。それ以前は調べてないので,正確には 何回 初上陸して,1号店が何店舗オープンしたのか不明です。
「三度目の正直」と言う言葉もありますから,四度目でも五度目でも大丈夫でしょう。
‘Raycop’のように 「韓国発」を あからさまにしなければ,ひょっとすると次の初上陸・1号店オープンは必要無いかも知れません。又,今まで 2号店がオープンしたという記事を見たことがないので,今回,2号店がオープンできれば これが正真正銘,初の2号店になるでしょう。
韓国では 客が残した副惣菜の再利用は 2009年に 「一部」を除いて法律で禁止されましたが,日本では 「一部」も除けないので 1号店存続のためには要注意です。
「フライドチキン」が 何故 ‘BBQ’なんだ,と思うかも知れませんが,‘Best Believable Quality’の略だそうです。自信溢れるネイミングは 特殊な文化を理解するのに十分です。
「<韓国旅客船沈没>檀園高3学年の大学入学特例法案が通過」 2014/7/17 中央日報・日本語版
‘韓国国会の教育文化体育観光委員会は7月15日,全体会議を開いて「セウォル号沈没事故被害学生の大学入学支援特別法案」を通過させた。
適用対象は檀園高等学校3学年在学生505人と犠牲者の直系卑属と兄弟姉妹のうち3学年として在学中の20人だ。’と日本人からすれば驚くべきニュースです。
下級生の不幸な死による特例を,辞退せず黙って受ける上級生はいないだろう,というのが日本人の感覚です。
関係ない者が,関係ないところで 補償される社会がわかりません。
逆差別で恩恵を得ようとする朝鮮民族の特性が関係している法案なのかも知れません。
「慰安婦:『朝鮮人責任論』のワナ」 2014/7/20 朝鮮日報・日本語版
全峰寛・KAIST人文社会学科教授による 世宗大・朴裕河教授(日本語日本文学科)の著作 「帝国の慰安婦」(2013年8月出版)批判です。
‘・・・朴裕河教授は 「戦争を起こした日本政府と違法な募集を黙認した日本軍に1次的責任を負わせるべき」という点を認めながら,法的責任を問うべき人物がいるとするなら,それは日本政府ではなく,詐欺・強制売春などの犯罪を行った業者の方だと主張している。請負業者に法的責任があるのに,それをそそのかした当事者には法的責任がない,という論理は受け入れ難い。しかし,慰安婦問題では朝鮮人も責任を避けられない,という指摘は認めざるを得ない。
娘や妹を安値で売り渡した父や兄,貧しく純真な女性をだまして遠い異国の戦線に連れていった業者,業者の違法行為をそそのかした里長・面長・郡守,そして何よりも,無気力で無能な男性の責任は,いつか必ず問われるべきだ。それでこそ,同じ不幸の繰り返しを防げる。しかし今は,問題を提起すべき時期ではないだろう。納得できる謝罪と賠償を1次的責任を負う日本が拒否している状況で,韓国側が先に反省したら,日本に責任回避の名目を与えかねないからだ。
・・・
しかし,韓日共同責任論の提起を,慰安婦問題をめぐる両国間の対立を解決する賢明な代案とするには,1次的責任を負うべき日本についての歴史認識があまりにもずれている。’
朝鮮戦争時の米兵用慰安婦 122人による,韓国政府に対する集団訴訟があったためか,日本への非難がトーンダウンしているかのようです。
朝日新聞の8月5日の報道以前に 「軍による強制連行」の嘘が通じにくくなったことに気が付き始めたようで,「1次的責任」が出てきましたが,済んだことです。
日本は 1次責任については認めて 既に謝罪は済んでいるし,賠償は1965年に済んでいます。1000年間 謝罪し続けなければならない謂れはありません。
したがって今は,朝鮮戦争時の米兵用慰安婦に対する韓国政府とアメリカの1次的責任の追及に専念する時です。
飽きない記事が続きます。
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