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2014年8月27日 (水)

ワシントンポスト紙が「韓国系住民への過剰な迎合」と批判。

The Washington Post’電子版 2014/8/19 の ‘The Post's View’(社説?)に ‘Pandering to Northern Va.’s Koreans is going to extremes’(「ヴァージニア州北部の韓国人への迎合が極端すぎる」)と言う見出しの記事がありました。

米国における韓国系住民による対日プロパガンダと,韓国系住民に迎合する政治家の動きについて 米国のメディアが,どのような見解を示しているのか興味があって 全文 読んでみました。

以下に,原文と拙訳(誤訳あればご容赦)を示します。

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ELECTION-YEAR PANDERING to ethnic minorities is part of America’s political tradition, but sometimes restraint is the wiser course. In Northern Virginia this year, candidates have been outdoing themselves to cozy up to the region’s fast-growing Korean community. That’s fine — except when politicians seek to substitute their judgment for that of historians. 

「少数民族への‘ELECTION-YEAR PANDERING’( 選挙年の迎合・すり寄り)」は,米国の政治的伝統の一部だが,時には 抑制がより賢い道である。今年,北ヴァージニアでは 候補者達が,地域で急成長している韓国系コミュニティーにすり寄ろうと凌ぎを削っている。
政治家は,歴史については 歴史家の判断にまかせるべきだ。

In the open-seat race in Virginia’s 10th Congressional District, the Republican candidate, state Del. Barbara Comstock, is promising that, if elected, she will attempt to insert Congress into a dispute between South Korea and Japan. The dispute involves prodding states to buy school textbooks that challenge the name of the Sea of Japan, which many Koreans insist should be called the East Sea. Ms. Comstock’s Democratic opponent, Fairfax County Supervisor John Foust, chimed in that he would do the same. 

ヴァージニア州 第10下院議員選挙区の空席レースで,有望とみられている共和党候補,デラウェア州のバーバラ・コムストック女史は,もし当選したら 韓国と日本の間の論争を連邦議会に持ち込むと公約している。この論争には 多くの韓国人が 「東海」と呼ぶべきだと主張している 「日本海」という名前に疑義を唱える教科書を各州に買わせることを促進することが含まれる。
コムストック女史の,民主党の対立候補者である フェアファクス郡の行政官であるジョン・フォウスト氏も同じことをすることで 同調している。

Given Virginia’s demographics, politicians may see it as a no-brainer to take the Korean side. The state’s 82,000 ethnic Koreans, many of whom live in Northern Virginia, outnumber ethnic Japanese by more than 4 to 1. 

ヴァージニア州の人口統計を見れば,政治家が韓国サイドにつくことは容易に考えられる。北部ヴァージニアで多くが暮らしている,州内 82,000人の韓国系住民は 1/4以下しかいない日系人を数で圧倒している。

But it’s fair to ask whether Ms. Comstock and Mr. Foust, neither of whom has any particular expertise in international affairs, should be poking their noses in a bitter dispute between two U.S. allies — one of which, Japan, is among  Virginia's top sources of investment. Terry McAuliffe (D), while campaigning for governor last year, said he would support legislation in Richmond requiring the state to buy textbooks reflecting the Korean position. Once elected to office, and faced with the reality of Japanese opposition, his enthusiasm waned (though, in the end, he quietly signed the bill).  

しかし,国際問題に何の専門知識もないコムストック女史とフォウスト氏が,米国の二つの同盟国(そのうちの一国,日本はヴァージニア州への最大投資国)間にある厳しい論争に鼻を突っ込むべきかどうか疑問に思うことは当然である。
民主党の テリー・マコーリフは,去年の州知事選キャンペーン中,州が 韓国の立場を反映する教科書を買うことを要求するリッチモンドの立法を支持すると言っていた。
当選した時点で日本の反対の存在に直面すると,
最終的には 法案に黙って署名したとは言え,彼の熱意は冷めていた。

Similarly, we wonder about the precedent set by Fairfax County in dedicating a memorial garden,just behind the County Government Center, to women forced into sex slavery by Japan during World War II. 

同様に,フェアファクス郡が郡政府の真裏の記念公園を,第二次世界大戦時に日本により性的奴隷になることを強制された女性に捧げる先例を疑問に思う。

There’s no dispute about the anguish and abuse suffered by so-called comfort women, many of them Korean, who were forced into brothels to service Japanese soldiers. But what other ethnic, national or historical grievances will Fairfax agree to memorialize at its government center? Irish repression at the hands of the British? The Armenian genocide perpetuated by the Turks? The 14th-century Battle of Kosovo, in which the Serbs were wiped out by the Ottomans? 

所謂,慰安婦ーその多くが朝鮮人で日本兵のための売春宿に入ることを強制されたーが受けた苦痛と虐待に関しては議論の余地はない。
しかし,フェアファクス郡は 他の民族,国 もしくは 歴史の悲劇は 郡政府に記念することはしないのか?
英国によるアイルランドの抑圧は?
オスマン帝国によるアルメニア人の継続的大量虐殺は?
オスマン帝国によってセルビア人が皆殺しにされた14世紀のコソボの戦いは?


We’re pressing the point, but the question stands: Is the seat of a county government — even a county with a richly diverse population — the right place to memorialize historical tragedies? And if so, which ones?
 

我々の疑問はここにあるー 多くの民族が住む郡とはいえ,郡政府が歴史上の悲劇を記念するに相応しい場所なのか? もし,そうなら,どの悲劇が記念するに相応しいと言うのか?

We doubt it, much as we doubt that Congress should be attempting to arbitrate the nomenclature of the sea that separates Japan and the Korean Peninsula. Let politicians pander. But let them also refrain from dictating cartographic advisory opinions to the states.

日本と朝鮮半島の間の海の命名法の仲裁を連邦議会が試みようとすることに関する疑問と同じくらいに,大いに疑問である。
政治家の迎合は良しとしよう。しかし,政治家が地図製作の助言的意見を各州に指示することは控えさせたい。

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理性的かつ公正な見解と思います。
韓国系以外の米国民も この状況を苦々しく感じているだろうし,政治家への批判以上に韓国系住民への嫌悪感が強まっていることも容易に想像できます。

ただ,この社説の致命的問題は 第二次世界大戦時の日本による朝鮮人婦人に対する 「強制的性奴隷化」を議論の余地もない歴史的事実と誤って断定していることです。

この誤りに対して 最大の責任がある朝日新聞は,どのように臨むつもりなのでしょうか?
過去,現在,未来の日本(人)に対する犯罪ともいえる虚報とその流布に対して 「問題の本質は そこではない」として,廃刊になるまで 謝罪せず,社内処分もなく,外国語による訂正記事の配信もせず,日本(人)を貶め続けるつもりなのでしょうか?
報道機関以前の,企業としての良心が問われています。

木村伊量社長は 「歴史的事実は変えられない。したがって謝罪する必要はない。」と語ったと伝えられています。この,「謝罪しない理由」の論理が理解できません。自ら認めた 「変えられない歴史的事実を変えて報道し,変えていることを指摘されながら32年間 変えていることを認めなかった」 ことへの謝罪が必要ないとでも言うのでしょうか。

既に,朝日新聞定期購読解約や 広告掲載停止の話が聞こえます。
社長の記者会見・退任では収束しない段階に到達するのも時間の問題です。

「うちも朝日新聞やめようか?」 と 家人に言うと 「漱石の ‘ころ’の連載が終わるまで待って,切抜きしているから。」と返されました。

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