フレデリック・フォーサイスの “The Cobra”
先日,フレデリック・フォーサイスの 「キル・リスト」(‘The Kill List’,2013)を読んで,彼の作品を 又,読みたくなりました。
そもそも 作品名は 大体 分りますが,それを読んだことがあるかどうかの記憶が定かではありません。
新しい作品から 遡って読んでいけば 昔 読んだ作品に出合うだろうと調べると 「キル・リスト」の前作品は 「コブラ」(‘The Cobra’,2010)で,翻訳本は 2012年に出ていました。
図書館で 上下2巻を借りてきました。
米大統領命令により コカイン産業壊滅のために選ばれた,非情過ぎるためにCIAを解雇された 元CIA防諜作戦担当副長官,通称 「コブラ」と,彼により 組織・計画された,総額20億ドルの「プロジェクト・コブラ」による コロンビアのコカイン組織の壊滅作戦の話です。
期待通り,隙のないディーテイルで物語は進みます。
残りページが少なくなり,どのような結末となるのか心配になりましたが,予想外の結末,しかし,冷静に考えれば 必然の終わり方をします。
浅学ながら,この小説に登場した航空機 「ブラックバーン バッカニア ‘Blackburn Buccaneer’」 を初めて知りました。
英空軍・海軍で 1962年~1994年 に使用された攻撃機です。
1991年からの湾岸戦争には 12機が参加したそうです。
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