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2014年10月13日 (月)

見出しに見る「勘違い」(その44)

「【社説】19対0,韓日ノーベル科学賞の数が雄弁に語るもの」  2014/10/9 中央日報・日本語版
   受賞者数は国と国との競争ではなく,何対何で示すものではありません。更に 日本を韓国の競争相手としてはいけません。この社説の見出しには二つの勘違いがあります。
   同紙の他の記事に ‘2009年4月に「日本の科学の力-ノーベル賞受賞者連続インタビュー 」シリーズで 「なぜ私たちは韓日戦の野球で紙面いっぱいに無限の競争意識を持っていながら,13対0 というノーベル科学賞受賞者のスコアには悔しがり,むかっとしないのか」と書いたのを思い出す。
   今やスコアは 19対0 へとさらに広がった。だが問題はスコアの差ではない。現象に満足せず,さらに一歩前に進もうとする日本の「恐るべき自省」がはるかに恐ろしくて,うらやましい。’
とありました。
   日本と比べて 悔しがること,羨ましく思うこと自体が,意味のない劣等感によるものです。韓国は韓国なので,ノーベル賞受賞者をスコアとして日本との差を問題にするのは無意味です。
  「かつて 朝鮮が文化を教えてやった,蛮夷の日本人に負けて・・・」 との思いを,どうしても絶つことができず,これが韓国人の反日意識の源と言う説を否定できません。

「ノーベル賞0人vs19人…韓国30年,日本146年基礎科学の差」 2014/10/10 中央日報・日本語版
  ‘・・・ アン・ファヨン韓国研究財団成果拡散室長は 「日本は1868年の基礎科学投資をはじめ,1901年から着実に候補を出した結果,49年に最初の受賞者(湯川秀樹,物理学賞)を輩出した」とし 「我々は遅れてスタートし,今年初めて受賞予想者を出しただけに,失望することではない」と述べた。・・・ ’と 0 vs 19 の分析をしています。日本に負けていることが悔しくて,どうしてもその理由が必要なようです。不憫です。

「金大中元大統領のほかにもう1人…『韓国生まれの受賞者』 2人記録」  2014/10/12 中央日報・日本語版
  ‘今年のノーベル賞受賞者が相次いで発表される中,なぜ韓国人受賞者はいないのかとの自省の声が出ている。2000年に金大中元大統領がノーベル平和賞を受賞したが,科学賞を受賞した韓国人はまだいない。だが,ノーベル委員会で「韓国生まれ」に分類される化学賞受賞者がいる。1987年に受賞したノルウェー系のチャールズ・ペダーセンだ。’で始まる記事です。
   チャールズ・ペダーセン氏(1904~1989)は デュポン社での研究成果によって 『高選択的に構造特異的な相互作用をする分子(クラウン化合物)の開発と応用』の受賞理由で 化学賞を受賞した米国人です。
   父親はノールウェー人,母親は日本人で 「良男」という日本名を持っていたそうですが,記事には日系は省略されています。
   航海技師で釜山税関で働いていたノルウェー人の父と福岡県から朝鮮に移住した日本人の母との間に生まれ,8歳まで朝鮮で暮らした後,日本で高校までを修了し,米国に渡ったとのことです。

必死さ,悔しさが溢れる記事が並びます。

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