フレデリック・フォーサイスの “The Afghan”
フレデリック・フォーサイス(‘Frederick Forsyth’,1938~ )の戦争サスペンス小説読破計画ー
・「キル・リスト(2014)」(‘The Kill List’,2013)
・「コブラ(2012)」(‘The Cobra’,2010)
・「アヴェンジャー(2004)」(上下)(‘Avenger’,2003)
に続いて 今回は 「アフガンの男(2010)」(上下)(‘The Afghan’,2006) を読みました。
時は2006年,2001年の 「9.11 同時多発テロ」後,アルカイダ掃討作戦展開中のCIAは,捕獲まで あと少しのところで飛び降り自殺されたアルカイダ幹部が残した トーシバ製ラップトップ・パソコンのハード・ディスクから,新しい大規模テロ計画らしきコード名を見つけます。
イギリスの秘密情報部(SIS,‘Secret Intelligence Service’)と協議した結果,彼らが選択した方法は,祖母のインド人の容貌(褐色の肌,黒い眼と髪)を隔世遺伝で持ち,イラクで育ってアラビア語に堪能な,空挺部隊と特殊部隊の軍歴がある英国人元将校を,キューバの米軍施設に5年間収監中のアフガン人に仕立てて テロ組織内に潜入させることでした。
世界を混乱に巻き込む大きなテロ計画とは何か?
偽りのアフガン人はテロ計画を阻止できるのか?
2隻のミサイル巡洋艦に護衛された,G8開催中のクィーン・メアリーⅡをターゲットにして突き進む「なりすまし」貨物船の積み荷は?
話は 簡単ではなく,アラブ系登場人物の覚え難い名前が多く,前期高齢者の頭を悩ませました。
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