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2014年12月16日 (火)

見出しに見る「勘違い」(その60)

「韓国の1人当たりGDP,2019年には日本超える」  2014/11/17 中央日報・日本語版
   ‘韓国の1人当たり国内総生産(GDP)が2019年に4万ドルを超え日本を追い越すとの見通しが出された。LG経済研究院のカン・チュング研究委員は11月16日,「1人当たりGDP,5年後に日本超える」という報告書で,国際通貨基金(IMF)基準では2019年に,経済協力開発機構(OECD)基準では2020年に韓国の1人当たりGDPが4万ドルを超え日本を追い越すことになると分析した。
  IMFによると,韓国経済は今年5.2%成長するが,日本は2.2%の成長にとどまると予想される。ここに円安環境が造成され今年の日本の1人当たり国内総生産は3万7000ドルで停滞する間に韓国の所得は2万7000ドルに向上し,韓日間の所得倍率がこれまでの2倍から1.3倍に大きく縮まることになる。
  両国間の所得格差は今後も縮み続けると予想される。最近の為替相場の流れを考慮するとドル基準でも 5年以内に韓国が日本を超える可能性が大きくなった。特に購買力平価基準(PPP)だけで見ると,日本は韓国より物価が高いため,2016年に韓国の1人当たりGDPが日本を追い越すとIMFは予想する。
  ・・・ 彼はまた「韓国の1人当たり国内総生産が日本を追い越すからと生活水準が日本をすぐに超えるとはみられない。経済主体1人1人が体感できるよう中身のある成長と新成長動力を探す努力を続けなければならないだろう」と付け加えた。’
と報道しました。
   韓国が存続しておれば,あるいは 経済破綻してなければ可能性は否定できません。
   しかし,ヒュンダイが 「ハイブリッド技術で3年以内にトヨタを追い抜く」と豪語して何年経つでしょうか。3年後の予想を外す国が5年後の予想をして大丈夫でしょうか。
   まずは 「ヒュンダイ」と「サムソン」の今後の予想が必要です。

「LG経済研 『2020年にGDP日本超え』予想に弱気の一面」  2014/11/17 朝鮮日報・日本語版
   上記 中央日報の記事と同じ内容ですが,若干 遠慮気味です。
   ‘・・・
    しかし,1人当たりGDPが日本を追い越したからといって,国民個人の生活水準が日本を超えるのは難しいとも指摘した。
 これは韓国の労働所得分配率(GDPのうち家計に分配される割合)が日本よりも低いためだ。2000年以降,日本の労働所得分配率は平均69.7%に達するが,韓国は60.1%にとどまっている。
 LG経済研究院のカン・ジュング研究委員は「韓国経済が日本を超えるという象徴性は大きいが,体感するのは難しいのではないか。数値上での追い越しにとどまるのではなく,国民個人が体感できる成長を成し遂げるべきだ」と述べた。’
と予防線を張っています。

「【取材日記】ユダヤ人には弱く韓国には意地悪い産経」  2014/12/10 中央日報・日本語版
   ‘日本の産経新聞が独ナチ政権のユダヤ人大量虐殺(ホロコースト)を偽りだと主張した本の広告を載せ,ユダヤ人団体の抗議を受けると,速やかに謝罪した。新聞に謝罪文を掲載しただけでなく,社長名義の謝罪書簡を米国のユダヤ人団体に伝えた。
  ・・・
  産経新聞の謝罪は普段の韓国に対する報道態度とは対照的だ。産経新聞は韓国に対し「言いつけ外交は民族的習性のせい?」「慰安婦は死んでも反日道具」という扇動的な主張をしたこともある。広告でもなく記事を通じてだ。
  産経新聞はユダヤ人団体の抗議には礼儀をわきまえて謝罪しながらも,韓国人を刺激することは何ともないようだ。米国でユダヤ人は政治・経済・言論・文化などで強大な影響力を行使する。力のあるユダヤ人には弱いが,隣国韓国の傷口にはむやみに塩を塗る理由が知りたい。・・・ ’
という勘違いの報道です。
   誤った記述の本の広告を載せたことを謝罪することと,韓国に対する迷いのない,意図した報道姿勢による記事を載せることを関連付ける思考回路には驚きです。 「韓国の傷口」とは何でしょう。

苦労しています。

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