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2014年12月23日 (火)

見出しに見る「勘違い」(その61)

「【コラム】妥協を悪と見なす韓国社会」  2014/10/5 朝鮮日報・日本語版
   ‘今年7月にこの世を去ったバイオリニスト,ペ・イクファン米インディアナ大教授の生前のインタビューを読んでひやりとした。・・・
   ペ氏は韓国の室内楽が発展しない理由について「妥協を非常に恥ずかしく思う民族性のせいだろう」と述べた。弦楽四重奏はよい演奏のため演奏者4人が互いに批判しながら歩み寄っていく必要があるが,韓国人は妥協を自分が弱いせいと考え,よい音楽のための譲歩とは考えないというわけだ。妥協することを恥と思う風潮のために協業ができないという話を,まさか音楽家から聞くとは思わなかった。’
で始まるコラムです。
   ‘韓国人の「反妥協的なDNA」が特に強いとは思わない。だが,妥協よりもはっきりとした原則や路線をごり押しする側が力を得て,事を台無しにするケースはたくさん目にした。・・・
   ・・・ 妥協をことさら悪と考えるムードは,韓国社会にまん延している。
   ・・・ 妥協をタブー視する現在の韓国社会の空気は,革新派が口にする「民主主義の強固にする」という目的のためにも不幸なことだ。小学生のころから妥協のルールや妥協の言葉を教えなければならないだろう。妥協を罪と見なす限り,民主主義は不可能だ。’
と韓国人の民族性を述べています。
   「妥協を悪とみなす韓国人」の見解に何の異議もありませんが,その前に,「正誤」,「善悪」の区別を尊重する社会を作ることが韓国には必要でしょう。

「【時論】今の韓国料理では文化大国を夢見ることはできない」  2014/9/11 中央日報・日本語版
   ときどき掲載される 趙太権・光州窯グループ会長の勘違いの文章です。
  ‘・・・輝かしい飛躍で韓国は経済強国に浮上した。・・・ しかしこのような成功を前に,私たちが大きく見逃してしまったものが1つある。これは先進大国が成就している「経済と文化」の2本の軸の中で,経済だけに没頭したあげく 「文化」 のアイデンティティ再確立については忘却しているという点だ。’という現状認識です。
   ‘・・・ 私たちは伝統を単に昔のことだと理解したあげく,現代的に再解釈された伝統的な文化商品を決して「伝統」とは認めていない。恐らくこれは韓国の伝統文化を断絶・抹殺した日帝の策略的陰謀が招いた民族精神の消滅によってできたみじめな結果だと思う。’と,自国への反省抜きにして,必ず 日本への恨み節が入ります。
    日本については ‘1964年の東京オリンピックを機に寿司を自国文化の代表ランナーとして前面に出した日本の例を見てみよう。わずか50年もしない内に,生ものを食べる野蛮な国という汚名を,生ものを食べる最高の 「先進文化国」に転換させた 「文化神話」の先例を作り出した。そして数百円から数十万円以上の垂直的に多様な価値の食文化を育成している。’と,違和感を覚える記述です。おそらく話の順序は逆で,「寿司」が 日本を「先進文化国」に転換させたのではなく,日本が 「先進国」であり 「文化国」(文明国)であることを世界が知り,認めた結果,その国民の,一つの食べ物である「寿司」(生もの)に違和感が無くなって 世界に広まった,と考えるべきでしょう。「寿司を自国文化の代表ランナーとして ・・・」 などという単純な策で文化を他国に認められるものではありません。
   ‘・・・ 私たちは,ひたすら庶民的な食べものだけを自分たちのものであるかのように見なす不均衡な論理に慣らされてきた。このように庶民的な食文化だけに偏向しているのは,経済的論理とも合致しないものだ。韓国の食市場の相当数が価格競争によって低賃金と低価格の食材料,低価格の要素でその中身を満たすほかはない。このような低価格型の文化融合だけでは1つの国の文化的隆盛と内需経済の活性化を夢見ることはできないだろう。・・・ ’と,韓国料理の不甲斐なさを嘆いています。   
   しかし,高価な食べ物が文化を構築できると考えること自体が大きな勘違いです。
   文化とは それほど 底が浅いものではありません。

「ノーベル物理学賞:日本人受賞に韓国の専門家『想定内』」  2014/10/8 朝鮮日報・日本語版
   ‘2014年のノーベル物理学賞は名城大学の赤崎勇教授(85),名古屋大学の天野浩教授(54),米カリフォルニア大学サンタバーバラ校の中村修二教授(60)の3氏に贈られた。
   ・・・
 韓国人学者らは,同賞を選定したスウェーデン王立科学アカデミーの決定について「予想されたこと」しながらも,業績貢献度の面では中村教授の功績をより高く評価している。
   ソウル大学物理学科のパク・ヨンウ教授は「照明分野のパラダイムを変えた発明で,業績の功労はとてつもなく大きい。特に中村教授は大学教授として招聘された時から(ノーベル賞受賞に)値する人物と言われていた」と語った。
 西江大学物理学科のチョン・ヒョンシク教授は「中村教授とほかの2教授はほぼ同時期に青色LEDを研究したことで競い合うようにして関連分野の発展を助けた。物理学に基盤を置いたテクノロジーの人類に対する貢献度を考えると,十分ノーベル賞受賞に値する」と述べた。’
と報道しています。
   「十分ノーベル賞受賞に値する」 とは 自らの立場をどう考えての発言でしょうか,不思議な人たちです。

まだまだ 多い勘違いです。

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