見出しに見る「勘違い」(その75)
「『タダだから』 韓国イケアで売場用鉛筆を持ち帰る客が続出」 2015/2/15 朝鮮日報・日本語版
昨年末,韓国にIKEAが進出しました。そして早速の問題発生です。
‘・・・ 2月10日午前,インターネット上の中古品売買サイトに「京畿道光明市のイケア・コリアから持ち帰ってきた」鉛筆を3000ウォン(約325円)で売るという書き込みが掲載された。スウェーデン発の大手家具販売店「イケア」は世界各国の店舗に長さ8.5センチの鉛筆と巻き尺を用意している。客が家具の寸法を計ったり,買い物リストをメモしたりするときに自由に使えるよう備え付けてあるものだ。その鉛筆を持ち帰り,売って金をもうけようというのである。書き込みには「全世界のイケア店舗で鉛筆がなくなってしまうのは韓国だけ。国の恥さらしだ」というコメントが多数付いていた。
・・・
イケア・コリアではスウェーデン本社に鉛筆を緊急発注し,10日午後に補充していたことも分かり,各ポータルでは「イケア鉛筆こじき」という言葉が検索ワード上位に登場した。 だが,「イケア鉛筆こじき」騒動を知った流通業者や宿泊施設関係者は「今さら驚くようなことでもない」と話す。これら関係者は「無料なら洗剤でも飲む恥知らずな一部の客の行動は赤面ものだ」と話した。
倉庫型ディスカウントストア「コストコ」の店舗には「タマネギこじき」という言葉がある。売場の軽食コーナーではホットドッグ用タマネギを好きなだけ詰められようになっているが,ビニールパックや密閉容器を持ってきてタマネギを詰められるだけ詰め込み,持ち帰る「ちゃっかり客」がいるのだ。 ・・・ ’ とのことです。
韓国では 国際標準で経営できないことを IKEAはまたしても知ることになりました。韓国の国民性をよく知っている経営陣ならば,予備の鉛筆を大量に準備しておくところだったのでしょうが,開店前に その話を聞いていたとしても 「まさか,あり得ない」と思ったことでしょう。他国の店の2年分の鉛筆が 2ヶ月と少しでなくなることなど 普通は考えません。
日本のホテルでも,韓国人団体客が去った後の朝食ブッフェでは,パンがすっかり消えてしまうと言われて久しいのですが,今はどうでしょうか。
長年にわたって培われてきた韓国人を象徴する民族性を変えなくて構いませんが,民族性を発揮するのは国内に限ってもらいたいものです。
「韓国科学技術研究院,月探査ローバー試作品を公開」 2015/2/17 中央日報・日本語版
‘・・・ 韓国が2020年に月に送る探査ローバー(移動型ロボット)の1次試作品が初めて公開された。韓国科学技術研究院(KIST)は月探査ローバーの基本性能を検証するための概念検証モデルと核心部品の固体潤滑ベアリング試作品を開発したと2月16日,明らかにした。・・・’とのことです。
核心部品の「固定潤滑ベアリング」です。頑張っています。
しかし,2019年打ち上げ予定の人工衛星を他国のロケットの力に頼る状況で,月面探査ロボットの 「固定潤滑ベアリング」の試作品を開発して喜んでいる場合ではありません。
「【社説】韓日通貨スワップ,本当に終了させなければならなかったのか」 2015/2/18 中央日報・日本語版
‘韓日政府が通貨スワップを終了することにした。2月23日で満了する100億ドル規模の通貨スワップ契約を延長しないで終わらせることにしたのだ。互いに必要性を感じられなかったというが,当局間の緊密な協議があったわけでもない。日本側からはすでに「韓国の要請がない限り延長しない」という立場が現地メディアを通じて伝えられ,これに対し韓国も 「われわれも惜しくはない」と対抗したところ結局終わりを見てしまったというだけだ。意地の張り合いの空しい結末としかみることができない。・・・ ’と書いています。
‘意地の「張り合い」’はないでしょう。日本の 「自国には必要はないが,韓国の要請があれば考える(こともある)」というスタンスは不変であって,日本には 「意地を張る」理由はなく,「張り合う」と言う日本語の使用には疑問があります。もともと 2001年に日本財務省と韓国銀行で締結した時は,有事の際に日本が韓国にドルを提供する「一方向」スワップ(?)協定で,一種の経済援助でした。
興味は尽きません。
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