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2015年3月 6日 (金)

外務省サイトは 状況に応じて変化する。

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外務省サイトの 「国・地域」で 「大韓民国」を選び,その 「基礎データ」→「二国関係」→「1. 政治関係」に辿り着いて,その記述を見ました。

最新更新は 2015年3月2日です。

韓国は,我が国にとって最も重要な隣国であり,近年,両国の関係は,一層の深みと広がりを見せている。」とあります。
これだけ読めば 友好的,もしくはニュートラルな記述と思われます。
ところが,これが公開されてから話題に(韓国では問題に)なっています。

では,更新前の該当部の記述はどうだったのか調べるとー
韓国は,我が国と,自由と民主主義,市場経済等の基本的価値を共有する重要な隣国であり,近年,両国の関係は,一層の深みと広がりを見せている。」 でした。

すなわち,『自由と民主主義,市場経済等の基本的価値を共有する』 が消え,『最も』 が追加されています。

深い意味があるのかどうかは不明ですが,それまでの記述を敢えて変更するのは 何かの意図・意志があると考えてもおかしくありません。

韓国のメディアは 「韓国外交部当局者は3月4日,『どのような経緯で修正されたのか日本政府が説明する必要がある』との考えを示した。また,別の関係者は 『まずは説明を受けようというのがわれわれの立場』とした上で,『対応すべき部分があれば対応する必要がある』と説明した。」と伝えています。

韓国を 「基本的価値を共有する国」と見做すのが困難な状況,すなわち 「韓国は自由と民主主義,市場経済の国として問題があるので基本的価値を共有し得ないし,朝日新聞が書くように韓国司法と韓国社会への不信がある」 という日本の見解を外務省(政府)が柔らかく表明したと考えてもいいでしょう。
日本が韓国と基本的価値を共有するというのは,どう考えても無理があるようです。

【追記】
3月6日の朝鮮日報に 本件に対して 「【社説】韓国格下げ,拙劣で子どもじみた日本の対応」が掲載されていました。
   「・・・ 『自由民主的基本価値』と『市場経済』は,韓国だけでなく,北朝鮮など一部の国を除き,現代国家においては憲法の骨格を成す基本精神だ。国連が朝鮮戦争に参戦した理由もこれだった。50年前に韓国と日本が,過去の被害・加害関係をひとまずおいて国交正常化を決断できたのも,こうした価値の共有が裏付けになっていたからだ。韓日関係が,さまざまな紆余曲折を経てきたにもかかわらず,破局を避けることができたのも,この土台の上に立っていたからだ。韓日関係が良くない状況にあるとしても,日本政府のこうした措置は拙劣で,子どもじみたものにすら見える。・・・ 」とのことです。
   えらく自信があるようですが,状況が変わったということでしょう。
   日本には,(産経新聞でさえ) 「拙劣で子供じみた・・・」などと他国を表現する新聞は存在しません(-と,思います。)。

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